近畿大学、スッポンのコラーゲンを使った美容液を完成

近畿大学薬学部医療薬学科のグループが技術協力をし、静岡県立焼津水産高等学校の生徒が育てたスッポンのコラーゲンを使った美容液を完成させた。美容液は、株式会社クロモンコスメティックにより、10月21日（月）から発売される。 近畿大学薬学部では、クロモンコスメティックの依頼により、焼津水産高等学校のスッポンからコラーゲンを抽出するより良い方法を検討するとともに、各部位ごとに含まれるコラーゲンの質と含有量を調べた。 その結果、コラーゲンを含む総タンパク質が多く存在する部位や、筋肉などを形成する一般的なタンパク質が少ないコラーゲンだけを多く含む部位などが明らかになった。さらに、コラーゲン抽出時に一般的なタンパク質が混じるとアレルギー反応を起こす可能性があるため、近畿大学薬学部が純度の高いコラーゲンを得ることができる抽出・精製方法を選び、その技術を提供した。 抽出された高純度スッポンコラーゲンに、醤油や清酒などを造る天然麹から生みだされた天然ヒト型セラミドと、ブルガリア産ダマスクローズオイルを配合。天然水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、天然ヒト型セラミドの三つの力で、皮膚の水分を保ち、肌にはりとうるおいを与える美容液が誕生した。 ■ニュースリンク先 (http://www.kindai.ac.jp/topics/assets_c/2013/10/press_131017.pdf)