J2第39節が3日に行われ、ガンバ大阪のJ1昇格が決定した。
勝ち点77で2位のG大阪は、13時からロアッソ熊本と対戦。序盤から攻勢を強めると、8分に遠藤保仁が先取点を挙げる。さらに11分には丹羽大輝が追加点を奪い、優位に試合を進めた。
攻撃の手を緩めないG大阪は41分、宇佐美貴史がリーグ戦4試合連続となるゴールを奪取。86分には佐藤晃大にも得点が生まれる。90分を通して危なげない試合運びを見せたG大阪が熊本を圧倒し、4−0で勝利した。この結果、ナイトゲームで行われる試合で京都サンガFCと対戦するヴィッセル神戸が引き分け以上の結果に終われば、G大阪のJ1昇格が決まる状況となった。
勝ち点78で首位に立つ神戸は、19時から勝ち点69で3位の京都と対戦。勝利すればJ1昇格が決まる神戸は、立ち上がりから小川慶治朗やポポ、マジーニョらを中心にサイドから攻撃を仕掛けるが、なかなかゴールが奪えない。32分にはDFラインの裏でボールを受けた小川がシュートを放ってゴールネットを揺らしたが、オフサイドと判定された。
無得点のまま迎えた後半も、神戸はチャンスを作るが決めきれない展開が続く。敗れればJ1自動昇格の夢が断たれる京都の粘りの前に最後までゴールを奪えず、試合は0−0で終了。神戸のJ1昇格は持ち越しとなり、勝ち点を80に伸ばして首位に浮上したG大阪が1年でのJ1復帰を決めた。