立命館大学、LED発電を用いたゼロ待機電力起動回路を開発

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2013年12月09日 10:41  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

立命館理工学部の道関隆国教授は、このたびセイコーインスツル株式会社と共同で、LED発電を利用し、使用時にのみ機器(ワイヤレスマウスやリモコン受信機など)が起動するゼロ待機電力の起動回路を開発した。 本研究では、機器の電子回路を工夫することにより、待機電力を限りなくゼロにできる「ワイヤレスマウス」と「リモコンカー」を開発。「ワイヤレスマウス」は、2つのLEDを有しており、マウスに触れない場合には2つのLEDが可視光により微量に発電する。使用時、マウスに触れた際に1つのLEDが手で隠され、発電が遮断されることでマウスが起動する仕組みとなる。この回路により、待機時の電力を限りなくゼロにすることができる。 また、「リモコンカー」は、車に搭載したLEDに赤外線リモコンを照射すると、LEDが発電し、その電力で起動回路が起動し、車が動き出す仕組み。本起動回路は、LEDの発電電力で動作するため、待機電力をゼロに抑えることができ、ラジコンカー本体のスイッチも無くすことができる。 なお、今回開発した技術は、電池駆動の機器で特に有効だが、テレビやエアコンなどのワイヤレス機器を利用した家電や、ビデオゲーム本体の受信機などへの応用も期待され、実用化されれば家庭の電力消費量を抑えることにもつながる。 ■ニュースリンク先 (http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12425/year/2013/publish/1)

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