「和食」がユネスコの自然文化遺産に登録されたニュースも記憶に新しいですが、いま海外で「お茶」が注目されています。
2012年の年末、スターバックスが全米に店舗を展開しているお茶専門店「Teavana」を買収したことが話題になりましたが、10月にニューヨーク、11月19日にシアトルにおいて、スタバのお茶専門店「Teavana Fine Teas + Tea Bar」をOPENしたことが話題になっています。
お茶専門店をオープンした理由は、900億ドルとも言われるグローバルなお茶市場への参入が目的のようですが、もう1つ、過去5年間アメリカでのお茶への関心が上昇していることも理由の1つだそうです。
アメリカでは健康志向とともにお茶が注目されています。2013年4月に歴史ある日本茶専門店「一保堂茶舗」もニューヨークにお店を進出したくらいなので、お茶人気にもリアリティがありますね。
●アメリカIT企業で飲まれる「おーいお茶」実際、アメリカでは伊藤園の「おーいお茶“Oi Ocha”」がここ数年でとてもポピュラーになっています。
アメリカの西海岸に本社を置くGoogleやFacebook、Twitter、Evernoteといった、日本人だけでなく、世界でもよく知られたIT企業でも飲まれているとか。
Evernote社CEOのフィル・リービン氏も「おーいお茶」がお気に入りという記事が話題になりました。Evernoteカラーと同じだからでしょうか?実際、アメリカのAmazon.comでも、「おーいお茶」の評価が4.4と、かなりの高評価です。
スタバと言えば、コーヒー。そのスタバがお茶専門店を買収したことで、飲料業界、カフェの勢力図が大きく変わるといわれてましたが、これから「お茶」が世界を席巻するのでしょうか。
●フレーバー付きのお茶が人気?一方、Teavanaのメニューを見ると、玉露、抹茶、ジャスミンといったスタンダードなお茶もありますが、
・ホワイトチョコ・ペパーミント・ルイボスティ
・かぼちゃスパイスブリュレ烏龍茶
・オレンジチョコハーブティ
といった、日本人から見ると変わり種のお茶も多くラインナップされています。
やはり外国の方には、紅茶のように、フレーバーをつけたお茶が人気があるようで、ホームページの「Most Popular」にもフレーバーティが多く並んでいます。
日本茶に特有の海苔香や覆い香、ミル芽香、旨味などは、日本人でも完全にはわからない方が多いので、西欧の方にはなかなか理解できないものかもしれません。
「お茶」と言っても「フレーバーティ」が、世界のお茶のデフォルトスタンダードになって行くのは“お茶の国の人”からすると若干複雑な気分です。
いずれ日本にもスタバのお茶専門店「Teavana」が上陸するのかもしれませんね。
(日本茶インストラクター・satomin)
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