子どもが嘘をついたとき「親が絶対にやっちゃいけないこと」

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2014年01月16日 08:10  &Mama

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子どもが嘘をついたとき「親が絶対にやっちゃいけないこと」

子どもが嘘をついたとき、とにかく厳しく注意しすぎていませんか?


親の一言が子どもに与える影響は、非常に大きいです。中には、子どもが深く傷ついてしまうような叱り方があります。もちろん甘やかしていいものではありませんが、少しだけ気を付けてみませんか?


今回、幼児教育の専門家であり、幼稚園・小学校向け課外教室『エンピツらんど』創業者の立石美津子さんから、”子どもが嘘をついたときのNG対応”を教えてもらいました。


子どものトラウマにならず、嘘をつかないようにもっていく方法も一緒にご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!



■子どもが嘘をついたときにやっちゃいけないこと


(1)嘘をついた理由を問い詰める


まず、「何で嘘をつくの!」と理由を追及されたとき、子どもは正直に「お母さんに怒られるのが嫌だったから」などとはなかなか言えません。大人が社会で生きていく上で嘘をつくことがあるように、子どもの嘘にもそれなりの理由があるのです。


そのため、「嘘をつくのは泥棒の始まりよ!」「嘘をつくような子どもは家の子ではありません!」などと強い口調で言うのもやめましょう。傷つくことを恐れて、さらに嘘をついてしまうことになります。


(2)何が何でも子どもに謝らせる


また、すぐに謝罪を強要してしまいませんか? すると、逆に子どもは「謝れば済む」と思うようになります。心のこもらない謝罪は意味がありません。


よって、「”ごめんね”はどうしたの!」「悪いことをしたんでしょ? ちゃんと謝りなさい!」などと言うのもNG、と覚えておいてください。



■子どもが嘘をついたときにやった方がいいこと


それでは、一体どうしたらいいのでしょうか? そもそも、子どもが嘘をついたときは、「悪いことをしてしまったな、今度から気を付けよう」と反省させることが大事です。


例えば、コップを割ったのに「僕じゃない。弟がやったんだ!」と嘘をついたとします。


このようなときは、「コップが割れちゃったね。大丈夫? 怪我しなかった?」と聞き、子どもと一緒に片付けましょう。もしくは、「コップも割れちゃうとかわいそうだよね」などと共感を促してみてください。


すると、子どもの心が罪悪感でいっぱいになります。自分の行動を反省して、「正直に言った方がいいよ」などと言わなくても、自然と「ごめんなさい」と謝るようになるはずですよ。



いかがでしたか?


嘘をつくことはいけませんが、謝らせて終わり、では何も変わりません。子どもが自然と、「悪いことをしたから謝らないと」と気付くような姿勢を心がけていきましょう。



【取材協力】


※ 立石美津子・・・株式会社パワーキッズ取締役。『エンピツらんど』創業者。1961年大阪市生まれ。聖心女子大学にて幼稚園教諭・小学校教諭免許を、佛教大学にて特別支援学校教諭免許を取得した後、障害児教育に携わる。


平成7年株式会社パワーキッズ(教室名:エンピツらんど)を設立。3歳から小学校3年生まで7,500人の生徒の授業内容の開発に関わる。また、自身の教育理論に基づき『エンピツらんど文庫』として絵本を製作、全国の保育園、幼稚園等で講演活動を行っている。



【参考】


※ 立石美津子(2013)『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』 中経出版

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  • …「正直に言ってごらん、怒らないから」←このパターンで正直に話すと大概怒られる(笑)
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