春の衣替え大作戦で断捨離を習慣に

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2014年01月28日 15:20  JIJICO

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JIJICO

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服を手放す基準は「着れる」ではなく「今、着ている」で判断


季節が後戻りすることもある春の衣替えは、秋よりちょっとやっかい。そんな春の衣替えですが、クローゼットやタンスの中を見直して心もスッキリさせましょう。何をどうやって手放すか。それには衣類の賞味期限を見ていきます。なんでも「とっておく」にすると、クローゼットはすぐパンパンに。手放す基準をしっかりと決めておくことが大切です。オススメは「着れる」ではなく「今、着ている」で判断すること。事実なので、迷う必要がありません。基本的に1年の間に着ていない衣類は手放す対象と考えます。


まず、紙を用意して頭に思い浮かぶ全ての洋服を書き出します。アイテムごとに分けて書いておくと、後で整理する時に楽です。その中で今シーズンで処分してもいいと思うものを斜線で消していきます。たくさん洋服を持っているはずなのに頭の中に思い浮かばない人は、「着たい」と思えるものが少ないということ。そのような洋服をいくら持っていても、収納スペースの無駄になるだけです。


衣替えでクローゼットやタンスをスッキリさせる3ステップ


片づかない人の特徴は、「本当に必要?」という問いかけをせずに収納し、目の前から見えなくします。それを数年繰り返せば、オンシーズンになった時にクローゼットから洋服が湧き出します。そうなると、掛けるところがないので、パイプハンガーを購入したりします。その置き場所分だけ部屋面積が減るということをあまり考えていません。部屋が雑然としてしまって、片づけのモチベーションがさらに低下してしまいます。


ただ、そうは言ってもなかなか手放せない、一人で片づけするには途方に暮れそうと思う人は次の方法で取り組んでみてください。


(1)「今、着ている区分」の洋服は、クローゼットやタンスにそのまま残します。アイテムごとに並べて枚数が分かるようにしてください。
(2)斜線で消した洋服は、まだ今シーズン着るものを残して処分用ゴミ袋に入れます。残りの斜線の洋服は季節が終わったら処分するので、クローゼットであれば端に掛けて来シーズンも着る洋服と分けておきます。
(3)思い浮かばなかった洋服はすべて収納から出します。「着たいけれど思い出すのを忘れていた洋服」をクローゼットやタンスに戻していきます。ただし、ルールがあります。戻して良いのは、今ある収納に入るだけ。楽に出し入れができる量に限ります。また、同じアイテムばかりにならないよう厳選して戻します。「今、着ている区分」の洋服に同じアイテムがどれくらいあるかを確認しながら数を決定します。


残りの洋服で、まだ処分しづらいモノは一時保管BOXへ。これでクローゼットとタンスはスッキリしました。今後、衣替えをするのは、クローゼットとタンスに入っている衣類だけです。これで収納しきれないということがなくなりました。季節が逆行することも多い時期ですので、厚手のものから洗濯、防虫対策をして仕舞いましょう。数が減れば春秋物は通年出しておくことができますので、衣替えの手間が省けます。


「痩せたら着る」は手放す。一時保管BOXが空になったら達人に


最後に、一時保管BOXの衣類の扱いについてお伝えします。


■痩せたら着る:これはありません。やっとダイエットして痩せたのです。「ご褒美に」と新しい服を買うはずです。潔く手放しましょう。
■自分に似合うカラーを知る:カラー診断をすると似合う色がわかります。好きでも似合わない色は着る必要はないでしょう。色がわかれば、「今、着ている区分」の衣類も手放す候補が出てくる可能性大。
■他の方に着ていただければ手放せる:知人やリサイクルショップへ。
■やっぱり手放せない:期限を決めて再度見直す日をBOXに記入。時間をおいて見直します。着る予備軍は少ない方が管理しやすく、手入れの手間も減ります。


一時保管BOXが空になったら、整理収納の達人です。ぜひ試してみてください。



(園田 智恵・整理収納アドバイザー)

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