「欧州動物園水族館協会(European Association of Zoos and Aquaria)」は、動物の遺伝子上、本来備わっているはずの同系交配を避けるメカニズムに異常が確認された雄は、殺処分にしてよいと定められているとのこと。しかし動物園のウェブサイトやFacebookには3万を超す人々から「マリウスを殺さないで」という嘆願の言葉が届いており、イギリス、スウェーデン、アメリカといった遠方の動物園からも「マリウスを引き取りたい」との連絡があったというが、彼らがそれに応じることはなかった。