学研グループの研究機関、学研教育総合研究所では、2013年3月に実施した「小学生の日常に関する調査」に関する結果の最終更新内容を発表した。調査対象は全国の小学1先生〜6年生の男女各103名ずつの合計1236名。
同調査の内容は、起床時間と就寝時間はじめ、テレビ・ゲーム・インターネットの接触時間、習い事やおこづかい、さらには学校生活や友人関係など多岐に渡るが、今回の更新で発表されたのは、外国の渡航経験や留学希望についての項目である。
まず、「あなたは、これまでに外国に何回行ったことがありますか」という質問には、全体の77.7%が「行ったことはない」と回答し、「1回」が9.5%、2回以上の複数回は10%あまりで、そのうち「5回以上」という回答も4.4%に上り、一部の児童にとって外国は頻繁に訪れる地となっているようである。
そして「あなたは将来、外国に行って勉強したいと思いますか」には、「とてもそう思う」「まあそう思う」をあわせた36.6%が留学に前向きなことがわかり、全体の3分の1以上の児童は留学に興味を持っていることが明らかになった。
ちなみに「海外留学すると、どのような良い点があると思いますか」という問いには、、「外国語を話したり、外国のことを深く理解したりすることができる」との回答が最も多く67.5%、次いで「将来、外国の会社で働いたり、世界中の人のためになる仕事についたりすることができる」(21.7%)、「今の自分を変えたり、自信を持てたりすることができる」(19.5%)があげられた。
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学研教育総合研究所 小学生白書Web版(2013年3月調査)http://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/201303/index.html