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大阪府や横浜市などで、英語教育の強化の一環でTOEFL(トーフル)の導入が予定されています。また、昨年には英語教育改革として大学受験資格のほか国家公務員の採用試験でTOEFLを取り入れることが提案されました。TOEFLは、グローバルに活躍できる人材育成に向けて、今後ますます注目を集めそうです。
現在、実施されているTOEFLのテストには、筆記式のみの「PBT」とコンピューターを使用する「iBT(Internet Based Test)」とがあります。PBTは使用されなくなりつつあるので、ここでは公式スコアとして認定されるiBTについて説明します。
TOEFL iBTテストは、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4技能を、大学レベルの英語として、どのくらい統合的に使えるかを評価するものです。まず、英語の勉強方法以外の部分で忘れがちな事前準備を紹介します。
■テストの内容をよく知ること
全てのセクションがどういった内容で構成され、何が要求されるのかをよく調べなくてはなりません。英語と日本語の両方で、指示をよく読んでおきましょう。テスト内容をしっかりと把握している人は意外と少ないものです。
■コンピューターを使いこなせるようにしておくこと
英語の学習以外に、TOEFL受験において大きな要素を占めるのが、コンピューターのスキルです。これは、受験のかなり前から練習を始めておかなくては間に合いません。
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「コンピューターを使いこなす」など、テストに必要なスキルを挙げてみましょう。
(1)文章の入力
ここで問題になるのはタイピングです。速く正確にタイプすることができれば、それだけでライティングのスコアは上がります。前もって、タイプ練習のソフトウェアなどを使用して練習しておきましょう。また、推敲の段階で必要になるコピー&ペーストの仕方にも慣れておく必要があります。
(2)メモを取る
ほかのテストと違って、TOEFLではリスニングの際にメモを取ることができます。しかし、手がかりになるように効果的にメモを取るのは案外と難しいものです。日本語でも英語でもかまいませんが、自分で読み返したときに、判読できなくてはいけません。TOEFLの問題集、時事ニュース、インタビューなどを使って、英語の内容を聞き取りながらメモを取る練習をしましょう。
(3)音読の練習
マイクに向かって話した答えは、録音されて採点されるため、音声がはっきり聞き取れないと不利になります。こもった声や小さな声ではなく、意識してはっきりと大きな声で話すようにします。文章は短く区切って、言いたいことが確実に伝わるようにします。解答例を声に出して読み上げる練習が効果的です。同時に時間を計り、制限時間にほぼ収まるよう、速すぎたり遅すぎたりしないようにしましょう。
(4)集中力を養う
TOEFLテストは4時間と長丁場。集中力が持続するようにコンディションを整えておかなくてはなりません。一つのセクションに集中することから始め、徐々に複数のセクションを連続してこなせるように、時間を計りながらトレーニングしましょう。最終的には、模擬試験として、実際と同じ時間を使って通しで練習してみることも必要です。
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