女性が働きやすいオフィスづくり

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2014年03月07日 10:00  JIJICO

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トイレや洗面スペース、女性目線でオフィスを選ぶ企業が増加


ここ数年、オフィスに対しての考え方は変わってきています。まず、オフィス選びの段階から、その傾向は強いように感じています。オフィスを選ぶ際、ポイントとして挙げられるようになったのが、お手洗いやキッチンスペース。男性と女性トイレが別々になっているかどうか。また、洗面スペースが使いやすいかどうか。女性目線でオフィスを選ぶ企業が増えてきました。


女性の敵「冷え」対策には空調計画とカラーリングが必要


オフィスに長くいる事務職の女性にとって、冷え対策は欠かせません。エアコンの位置や、空気の流れを調べるなど、オフィス全体の空調計画が必要になってきます。オフィスは、間仕切りやキャビネットなど背の高いものを多く置くと、空気のバランが悪くなり、暑いところと寒いところの差が大きくなります。エアコン以外に、空気を循環させる送風機を付けるなど、ムラを無くすことで効果が得られます。


さらに寒さは色からも感じやすいため、デスクまわりなどは青、黒などの寒色系をさけて、ベージュ、木目、ライトピンクなど暖色系の方が良いでしょう。


実用的+オフィスが楽しくなる仕掛けを


また、休憩スペースがあると女性社員たちのリフレッシュに役立ちます。そして、意外と大事なのが、ユーティリティコーナー。コピーしたり、資料を作成したり、参考資料を探したりするところです。こういったスペースにテーブルとイスが置けると、ちょっとしたミーティングに利用できて便利です。


最後は、何か楽しくなる仕掛けをオフィスに作ること。例えば、部屋ごとにテーマを決めて内装を変えてみると良いでしょう。内装を変えなくても、小物、アクセサリー、時計や絵画、アートなどを置くだけでも違った空間になります。また、グリーンや植栽を多く配置して、自然を感じることで気持ちがリラックスできる効果も。


このような工夫を凝らすと、女性社員たちの働くモチベーションもアップすることと思います。



(坪内 雅彦・オフィスデザイナー)

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