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みなさんは寝るとき、うつぶせになっていませんか? うつぶせは、枕に顔を埋めるのが気持ちいいので、ついやってしまいますよね。
しかし、実は骨格がゆがみ、腰痛や顎関節症が起きる場合があるそうです!
睡眠・呼吸メディカルケアクリニック『RESM新横浜』の白濱龍太郎院長が、著書『病気を治したければ「睡眠」を変えなさい』で、うつぶせを含めて、寝るときにNGな姿勢をまとめています。
今回は、この姿勢を5つご紹介します。
■寝るときにやっちゃいけない姿勢5つ
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(1)うつぶせスリープ
まずは、うつぶせから。睡眠時無呼吸症候群の人にも多い寝方だそうですが、オススメできない理由があります。
「この寝方なら舌が気道をふさぐことはありませんが、胸部が常に強い圧迫を受けてしまいます。その結果、胸部を中心に全身の骨格がゆがみ、腰痛、顎関節症、O脚などが起きるリスクもあります」
(2)折り曲げ横向きスリープ&ひじ枕スリープ
また、横向きになって腕や足を折り曲げたり、ひじ枕で眠ったりすると、血流が悪くなる恐れがあるそうです!
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「この寝方をすると、時間とともに腕や足にしびれが出るため、寝返りの回数が必要以上に増えてしまいがち。しびれや寝返りがきっかけで目覚めてしまい、眠りが浅くなる場合もあります」
(3)口パカスリープ
口をパカッと開けて寝ると、重力で舌がのどに落ちて気道が狭くなり、いびきや無呼吸、風邪の原因になってしまうそうです。
(4)枕高すぎスリープ
あと、枕が高いのもNGです。気道がふさがれて、睡眠時無呼吸症候群の原因になります。
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(5)お姫様スリープ
そして、お姫様のように、組んだ両手を胸やお腹の上に置く寝方もやめた方がいいです。
「この寝方ではスムーズに呼吸がしづらくなります。すると交感神経が刺激され、眠りが浅くなってレム睡眠が増えます。レム睡眠の間、身体の一部が圧迫されていると悪夢を見やすくなってしまいます」
とくに女性は気を付けたいですね。
■寝るときは横向きスリープが理想的!
それでは、どんな寝方がいいのでしょうか?
白濱院長は、舌の落下が起きにくい”横向き”を推奨しています。この寝方は、睡眠時無呼吸症候群の人や妊娠中の人に適しているそうです。
そうではない人は、仰向けになって手足を自然に開く”大の字”が最適。この寝方だと、血液が無理なく全身を巡るため、血栓ができにくくなります。さらに、寝つきもよくなる、とのこと。
「また手足を広げることで放熱がスムーズにでき、深部体温が下がるため、寝つきがよくなるメリットも」
寝つきが悪い人は思いきって、まずは大の字になってみてください。
うつぶせだけでなく、枕が高すぎるのも手を組むのもダメなんて、意外ですよね。
ちなみに、この『病気を治したければ「睡眠」を変えなさい』には、寝方以外の情報もつまっています。子育てで忙しくて「寝た気がしない……」という人にも睡眠の質を高めたい人にもピッタリなので、ぜひ読んでみてください!
【参考】
※ 白濱龍太郎(2014)『病気を治したければ「睡眠」を変えなさい』 アスコム
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