千葉県「恋届」若者の結婚を後押しできる?

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2014年03月23日 10:10  JIJICO

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「恋届」を実施する千葉県流山市の狙い


千葉県流山市は2月から、恋愛中であることを証明する「恋届(こいとどけ)」の受付を開始しました。この文書は「自分の名前と恋人、または恋人になってほしい人の名前」「出会った場所や日時」「告白予定日」「相手に伝えたいこと、聞きたいこと」「二人で訪れたい場所」等を記入して市に届け出ます。


法的な効力はありませんが、恋愛中であることの証明、または記念として話題を集め、サイトへのアクセス数もすでに2万件を超え、約4千人が用紙をダウンロードしたそうです。受け付けは、5月末までの期間限定。流山市としては若い世代に積極的な恋愛を促し、将来的な未婚化、晩婚化、少子化を食い止める狙いです。果たして、流山市の取り組みは「結婚」を促進できるのでしょうか。


恋人は「恋愛」と「結婚」を結びつける大切な存在


「恋愛」と「結婚」についての認識は、男女で異なります。男性は「恋愛」と「結婚」を区別し、恋愛までのハードルは低く、結婚に対するハードルは高いようです。一方、女性は恋愛関係までのハードルは高く、結婚は恋愛の延長線上にあると考えます。


しかし、男女共に恋人になるまで関係を深めると、事情が異なってきます。「恋人」とは、心の支えであり、良き相談相手であり、一緒に居ると安心する人です。恋人として認識している相手に対しては、8割の若者が結婚を考えています。要するに「恋人」とは、「恋愛」と「結婚」を結びつけ、やがては結婚相手へと移行していく大切な存在なのです。


「結婚」において重要なのは、今の自分を、そして相手を、どれだけ受け入れ、認めていけるかです。自分自身がいかに幸せな人生を歩めるか、そして、その傍らに寄り添う相手として認められるか。それを判断できるのが、恋人として交際している期間です。


「恋届」のような取り組みが、もし、恋人同士である男女の絆を強いものにするならば、結婚を具体化させる効果があるかもしれません。出会いなんて、待っていても訪れません。「出会い」とは、まさに「出かけて行って会う」ことです。それには、まず、行動してみることです。「恋届」という行動に出た若者たちが、他と比べて結婚への意識を高く持っているというのは間違いないかもしれません。



(金井 美枝子・仲人士)

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