ATM手数料を節約する金融機関の選び方

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2014年03月27日 15:10  JIJICO

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引出や預入がメインの場合、近くのATMの金融機関を


塵も積もれば山となる。一度の金額は小さいのものの、積み重なると意外と大きいATM利用料。「なんとか節約したい」と思っている人も少なくないと思います。ATMを利用する場所・時間帯・用途により、自分の生活スタイルにあった金融機関は様々です。4月から新生活が始まるタイミングで、銀行口座開設を考えてみるのも良いかもしれません。


金融機関のATMでは、無料で利用できる時間を設定していることがほとんどです。平日の午前9時前後〜午後6時には、多くの金融機関を無料で利用できます。また、「午後9時まで無料」「平日は終日無料」としているところもあります。引出や預入のためにATMを利用する回数が多い人は、自宅や職場の近くにあるATMの金融機関を選ぶと良いでしょう。ちなみに、全国のATM設置台数から考えると、「ゆうちょ銀行」が約2万7000台と最も多くなっています。


振込手数料は、ネット銀行の方が安い傾向に


引出・預入のほかに、振込利用することが多い場合は、振込手数料も金融機関を選択するポイントとして確認しましょう。振込手数料は、金融機関により無料回数を設定しているところも多いですが、ネット銀行の方が安い傾向にあります。また、同じ金融機関でも、ネット振込を利用することでATMや窓口で行うより安くなることもあります。ただし、ネット銀行・ネット振込などを利用する場合、フィッシング詐欺などには要注意。自分で操作していないのに、勝手にPCなどの画面上に銀行のIDやパスワードの入力を求める表示が出てくることはありませんので、絶対に入力しないでください。


また、家族間での振込が多い場合は、「代理人カードを利用する」という手もあります。代理人カードとは、口座名義人の親族などに発行されるキャッシュカードで一つの口座を複数人で利用することができます。「給料が振込された後に妻の口座へ振込している」「子どもへの仕送りのため振込みをしている」という人は、家族で同じ口座を利用できるようになるため、振込手数料の節約になります。


金融機関によっては「口座に100万円以上の残高」「給料振込口座に指定」「住宅ローンを利用中」などの一定の条件を満たしている場合、所定の手数料が無料になることもあります。「いつ」「どこで」「どのように」使うのか、それぞれのメリット・デメリットを確認することが金融機関選びのポイントとなります。




(佐々木 茂樹・ファイナンシャルプランナー)

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