『アナと雪の女王』の心理効果! 恋活・婚活にも

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2014年04月06日 11:00  ノーツマルシェ

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『アナと雪の女王』の心理効果! 恋活・婚活にも

連休やゴールデンウィーク、お盆明けなどの長期休暇の後には筆者のカウンセリング・ルームにお越しいただく方が増えます。相談内容は恋活や婚活など恋愛や結婚に関するもの。長い休日には日々の忙しさからも解放され、恋愛から遠ざかっている状況にふと心細さを覚える方も多いのです。


現在大ヒット上映中の映画を題材に、恋が生まれ愛に育っていく心理について楽しく考えてみませんか?


映画『アナと雪の女王』(※) は子どものためのファンタジーとしてだけではなく、視点を変えると「恋活中」「婚活中」の方にも役立つ物語です。新たな恋へ一歩踏み出せる感情についてご案内しますね。


 


■ アナも雪の女王も、あなた自身


映画『アナと雪の女王』では、恋愛に対して自己中心的に考えて失敗したり、自分の個性を理解してもらえず悲しみに心を閉ざしてしまう姉妹の姿が丁寧に描かれています。それぞれの性格は、実はひとりの女性のなかに存在し内包されているもので、時としてそれが現れると筆者は考えます。


主人公二人の性格の顕著な部分をまとめると、以下のとおり。



 アナ(妹) :天真爛漫、人を疑うことを知らない、好奇心旺盛
 エルサ(姉): 自分の世界を大切にする、こう在らねばという想いが強い

 


アナは新たな環境のスタートで大人の恋愛にはじめて出会い、思いこみや誤解というアクシデントを乗り越えていきます。一方、雪の女王(エルサ) はトラウマから内に籠り、自分を守ることで自分らしく生きようとします。


皆さんも自分を振り返った時、この二人と似たような時期がありませんでしたか? 対照的な姉妹の感情ですが、いずれも幼児期から思春期、人によっては20代前半頃までに現れる感情の波です。自分自身を承認・肯定しながら、ひとりの大人の女性として成長していく過程に必要なものなのです。


 


■ 心を快にすることで生まれるもの


「ありのままに」生きるとは? これは、この映画のもうひとつのテーマです。自分は大切でかけがえないもの、結果としての現在の自分を自己肯定することに繋がっています。


観客は二人に自己投影し未来へ続く生き生きとした主題歌に共感、沸き上がる感情は歌詞とメロディや歌声により高められ感動へ。アメリカでは主題歌が流れる場面で観客も共に大合唱するというニュースが報道されるなど、大人が改めて自己肯定するとこれほど心地よい感情に浸ると教えてくれます。


また、美しい映像で描かれた「雪解け」は、心を開いて人と関わりあうことで誤解が消え世界は生まれ変わることを象徴しているんですね。心の成長過程で出会う失敗や苦しみ悲しみをきちんと超えてきた経験は、自分の中心軸を育てることにも通じます。


ディズニー映画の物語・映像・音楽の織りなす美しい世界に身を置くことで、「本当の自分とは?」「次の恋愛に繋がる心理とは?」という「恋活」「婚活」迷い人さんが心と向き合う時間にしてくださいね。自分なりの答えを見つけることで、ぜひ新たな一歩を踏み出してください!


[執筆:桜井まどか(心理カウンセラー) , 2014年4月6日]


 


【参考】
※ 『アナと雪の女王』(2013年) ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作,ジェニファー・リー, クリス・バック監督, 2014年3月よりロードショー




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  • 長女(長男)は実直だが融通が利かず内向的な性格。次女(次男)は軽率だが要領がよく社交的な柔軟さを持つ。・・・こんな傾向がありがちなのは日本だけではないんですね。ちょっとこれも見たくなりました。
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