限定公開( 66 )
朝、起きて家を出てから会社で仕事をして帰宅するまでに、私たちは様々なストレスにさらされます。その一つ一つにカッとなってしまったり、イライラしたりしていたら、私たちの体は健康を失ってしまいます。もちろん、困難に対して克服した方が人は成長に向かうのですが、全てに向き合うことは不可能でしょう。
ときには聞き流し回避するほうが、物事がうまく進む場合があります。そういったスキルのことを「スルースキル」といいます。
自分にふりかかるストレスを、スルーするのはなかなか難しいかもしれません。しかし、こう考えてみてください。「見る」「聞く」「感じる」こと全てを「情報」と捉えるのです。私たちは膨大な情報にさらされています。全てを処理するとオーバーヒートしてしまうので、必要なものを処理していきましょう。
■朝のテレビ番組の星座占いが最下位だった。
■満員電車で隣の若者から、シャカシャカと音漏れしていた。
■「おはよう」と挨拶したのに新人の声が小さい。
■同僚に貸している本を、また同僚が忘れた。
■取引先から、重要事項の変更連絡メールがあった。
■上司の香水がキツい。
例えば、この中で、集中して処理した方が良い情報はどれでしょうか?また、処理した方が自分のためになる情報はどれでしょうか?せいぜい2〜3個でしょう。全てにパワーを注ぐのではなくて、ピックアップして処理するものを選べば良いのです。そして、ピックアップされなかったものはスルーしてやるのです。処理は「自分主導」で行うものなのです。
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私たちは「やりたいのにやれない」「やりたくないのにやらなければならない」など、コントロールを失った状態にストレスを感じるのです。ですから、「ストレスが次から次へとふりかかってくる」という状態から、「次から次へと自分主導でストレスを振り分け処理していく」という思考に切り替えましょう。
もし、どうしても「向き合わなければならない」上に、とても嫌なストレスには、さらに「可能性」として考えられる選択肢を書き出してみましょう。たとえ選ぶ行動は決まっていたとしても、選択肢を書き出して「自分の意志」で「選ぶ」ことで、「自分がコントロールしている」と感じることができるのです。
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