すっぴん美人になるスキンケア

年齢、肌質に合ったスキンケア製品で素肌を整える

今、芸能人が「すっぴん」を公開するのが、いわばブームのようになっているようです。美しい「すっぴん」に、世の中の人々は感嘆の声をあげています。

メイクがキレイに映えるためにも、すっぴんが美しいことが大きなポイント。シミやクマ、くすみといったトラブルは、ある程度メイクでカバーすることは可能です。しかし、美しい素肌を保つことでメイクのノリが違ってくるので、正しいスキンケアを行うことが大切です。

一般的に使われているスキンケア製品として代表的なものは、
■化粧水（水分・保湿成分を補給）
■乳液・クリーム（水と油が均一に混合されたエマルジョン）
■美容液（保湿機能とエモリエント機能を持つエッセンス）
といったところでしょう。肌質に合わせて「しっとりタイプ」や「さっぱりタイプ」が出ています。

「栄養分の高いもの（リッチな成分配合）を使った方が良いと聞いたので、20代なのに40代以上が対象のスキンケア製品を使っていた」といった声を耳にします。しかし、リッチな成分が入っていれば「誰にでも良い」というものではなく、逆にニキビの原因になったりするので気をつけてください。

洗顔フォームなどの泡で包みこむようにやさしく

ケアにおいては洗顔も大切。その日の汚れは早めに落としましょう。顔の肌質に合ったクレンジング剤・洗顔料を使うことがポイントです。肌に優しい順番は以下の通りです。

（1）ミルク・クリームクレンジング
メイクの薄い人向き。濃いメイクの場合はキレイに取れません。
（2）ジェル
汚れが取れやすいですが、こすりすぎに注意。
（3）オイル
油分を落としすぎるので、乾燥肌の人には向きません。

洗顔フォームはしっかりと泡立て、肌をこするのではなく泡で包み込むようにやさしく洗います。お湯の温度も熱すぎないぬるま湯で。熱いお湯は大事な油分まで落としてしまいます。

マッサージで油分・水分のバランスを整え小じわ予防にも

洗顔をした後に、美容成分の入ったシートパックもオススメです。入浴後、シートパックを顔にはり付け、ドライヤーで髪を乾かします。髪が乾いたころにシートパックをはがして、そのあとにスキンケアをします。顔にはっている時間は5〜10分弱くらい。長くはり続けることは、逆に乾燥のもとになります。

また、週に1度か10日に1度くらいのペースでマッサージをすると肌が喜びます。

■新陳代謝を盛んにする
■老廃物の排泄を促す
■小じわ予防
■リラクゼーション効果
■皮膚表面の油分・水分のバランスを整える

マッサージには嬉しい効果がたくさんあります。マッサージの際には、滑りを良くするためにマッサージクリームを使いましょう。手間がかかりそうなことも習慣にしてしまえば苦にならず、肌がプルプルになって気分がアップします。最後に、睡眠時間も大切。できるなら午後10時〜午前2時のゴールデンタイムに寝ることが理想です。

（長田 正子・メイクアップアーティスト）