「際立つ清潔感」が理想 男の夏の着こなし術

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2014年06月05日 10:00  JIJICO

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JIJICO

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「色」「素材」「香り」は、夏の着こなしの強い味方


本格的な夏がやってきます。これからの季節、着こなしの課題は「いかに清潔感を保つか」です。とりわけビジネスマンにとって、清潔感は信頼されるイメージ作りの基本。夏だからこそ「際立つ清潔感」が理想です。そのために、次の3つの力を借りることをオススメします。


■色の力
人が認識する情報の多くは視覚によるものですが、その中でも色の影響は絶大です。誰かを指すときに、「赤い服の人」という言い方をするのは、そのためです。清潔感をイメージさせる「爽やかさ」や「涼しさ」を表現する色は、「青」と「白」。青は沈静色で、温度を低く感じさせます。淡色の水色から濃色の濃紺まで、青の明るさを変えたバリエーションで、スーツとネクタイを合わせましょう。


コーディネートには、白の分量を多くすることを意識してください。例えば、パリッとした真っ白なシャツや、えりとカフ部分のみ白いクレリックシャツ、ネイビーに少し太めのペンシルストライプが入ったスーツ、青地に白のドットのネクタイなどは夏向きのアイテムです。


■素材の力
高温多湿の日本の夏には、素材を変えるのも知恵のひとつです。自分が涼しく過ごせるだけでなく、人の目にも涼しげに映る効果があります。スーツやシャツに、積極的に夏の素材を取り入れましょう。「サマーウール」が一般的ですが、クールビズの範囲内であれば「麻」「綿」「シアサッカー」のスーツやジャケットがオススメ。素材の特徴であるハリ感やシャリ感は、ワンランク上の夏の着こなしを演出します。


■香りの力
五感のひとつ、嗅覚からの情報は、与えたいイメージを「念押し」するのに有効です。清潔感のある着こなしの仕上げに、香りの力を利用しましょう。夏は汗をかくことが多いため、自分では気づかないまま不快な匂いを発していることがあります。すれ違ったときや隣に座ったときに良い香りがすると、好感度がアップします。「爽やかさ」をキーワードに香りを選ぶと良いでしょう。色でいうと「青」や「緑」をイメージする、柑橘系、ウッディ系、アクア系が良いと思います。


「清潔」だから「清潔感がある」わけではない


例えば、毎日お風呂に入り、洗濯したてのものを着ていても「髪が伸び放題」「服がヨレヨレ」「糸が出ている」なら、それは「清潔」であっても「清潔感がある」とは言えません。


清潔感というイメージに必須なのは、身だしなみに手を抜かないこと。「まめにヘアカットする」「折り目をキープする」「アイロンをかける」「靴をピカピカに磨く」など、普段以上の気づかいが夏のビジネスマンの着こなしを支えることを忘れずに、これからの季節を過ごしましょう。



(城戸 景子・イメージコンサルタント)

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