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夫婦にとって、会話はとても大切なものです。
そんな当たり前のことはわかりきっているはずなのに、なぜか夫との会話が盛り上がらなかったり、いつも途中で話が途切れたりしてしまうことはありませんか? もしかすると、それはあなたの話し方に原因があるのかもしれません!
夫婦カウンセラーの木村泰之さんによると、無意識のうちに、夫のストレスが溜まる話し方をしている女性は意外にも多いそうなのです。
しかも、夫は口には出さずに、心の中で不満を溜めているのです。今回は、そんなNGな話し方をご紹介します。
■女性特有の”感情的な会話”に男性はイライラする
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リビングでテレビを見ながらの一家団欒。よくある家庭のワンシーンですよね。
さて、その番組に最近よく見かける人気タレントが出演していたとします。夫が「最近、この子って人気あるよね」と言ったとき、あなたはどのような返答をしていますか?
(A)「そう言えば最近よくテレビで見るね」
(B)「そう言えば最近テレビでよく見るね、わたしはいやだけど」
たった一言しか違わない2種類の返答ですが、木村さんいわく、(B)の返答をしてしまうと、夫は会話を続ける気を失ってしまうのだとか。
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「(A)の方が男は次の会話に移りやすい。(B)のように会話の流れに関係なく唐突に”わたし”中心のフレーズは男はいい風にとりません。
女性同士なら”わたしも嫌い”とか話しが弾みますが、男が聞くと内心、”好き嫌いを聞いてないよ”と思っています。
ただ、口にするとまた反論されるから、黙って流したり、わかったわかったと返しておきます。話しの全体が止まるのを嫌がるのです」
好き嫌いを始め、女性の会話のふしぶしには、自分の感情が入ってしまうことが多々あります。
これが女性同士であれば、お互いの感情を共感し合うことで、そこから会話が盛り上がったり、仲を深めることになるのですが、男性の場合は違います。
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話の論点がずれたり、話題があちこちに飛ぶような会話は、男性を疲れさせ、無駄なストレスを与えてしまうだけなのです。そこで、夫をイライラさせないためにも、言い回しの仕方を少し変えてみてはどうでしょうか?
■ネガティブな感情を含まない言い回しの仕方とは
木村さんが言うには、自分の思いや感想は、極力男性の前では使わない方が良いとのこと。
「”わたし”の思いや感想は、女性同士の会話文として使う方がいい。もしくは、”●●さんはどう?”と聞かれたら答えるといいリズムになります」
冒頭のテレビを見ながらの会話ひとつにしても、これは言えることです。
「私はこの子嫌いだな」「この番組おもしろくないから違うのに変えてよ」といった否定的、かつ、自分の思いを含んだ会話は、夫の気分を害します。そこで、ちょっとした言い回しの仕方に気をつけてみましょう。
「私はこの子嫌いだな」は、「この子って嫌われキャラだけど、頑張ってるから人気もあるのよね」といった感じに。
また、「この番組おもしろくないから違うのに変えてよ」は、「他はどんな番組をやってるか見たいから、少しだけチャンネル変えてもいい?」といった感じに変えてみるのです。
ネガティブな感情を含まずに言いまわすだけで、同じ内容の会話でもまったく変わってきますよね。
夫婦間の会話が続かなかったり、自分が返答した途端、夫の顔色が暗くなる。もし、このような心当たりがあるのであれば、まずは、自分の会話の内容を思い出してみましょう。
どこかに、自分の感情を押し付けるような言葉は含まれていなかったでしょうか?
昼間は働きに出ていることの多い夫と会話をする時間って限られています。その貴重な時間を無駄にしないためにも、少しだけ会話の仕方に注意してみませんか?
【取材協力】
※ 木村泰之・・・夫婦カウンセラー/一般社団法人夫婦問題レスキュー隊代表理事。
島根県松江市生まれ。1988年、千葉大学経済学科卒業後、生命保険会社、広告代理店勤務後、自らの離婚、復縁経験をもとに、2009年より夫婦問題の専門カウンセラーを始める。男性心理、行動を説明しながら、アドバイスをするカウンセリング手法で累計20,000人以上の方の問題を解決に導く。
毎日ブログ『(離婚・復縁を経験した)夫婦問題男性カウンセラーの30,40代女性応援ブログ』とメルマガを更新し、相談者の深い悩みに日々向き合いながら、カウンセリング、セミナー、カウンセラー塾を運営する。
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