今大会6度目の逆転劇…指揮官采配的中でベルギーが白星発進

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2014年06月18日 02:50  サッカーキング

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逆転ゴールを決めたメルテンス(左) [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第1節が17日に行われ、グループHではベルギー代表とアルジェリア代表が対戦した。

 今大会のダークホースの一角と見られるベルギーはエデン・アザールやヴァンサン・コンパニ、ロメル・ルカクらがスタメン。アルジェリアはソフィアーヌ・フェグリやナビル・ベンタレブ、サフィル・タイデルらが先発に名を連ねた。

 試合はベルギーがボールを保持して機会をうかがい、アルジェリアが組織立った守備から、速攻を狙う展開となる。アルジェリアのブロックの前にチャンスを作れないベルギーは、21分にアクセル・ヴィツェルがミドルシュートを狙ったが、GKライス・エムボリの守備範囲だった。

 すると25分、アルジェリアは一気のカウンター。左サイドのファウジ・グラムからのクロスにフェグリが飛び込むと、後ろからヤン・フェルトンゲンに倒されてPKを獲得する。これをフェグリが自身で落ち着いて決め、アルジェリアが先制する。

 局面の打開に苦しむベルギーは34分にヴィツェルが再びミドルで狙ったが、これもGKライスが防ぐ。39分には、ゴール正面やや右でFKを得るが、フェルトンゲンのシュートは枠を越えた。44分にはアザールのパスからペナルティエリア内左でナセル・シャドリがシュートするが、力なくGKの手に収まった。試合はアルジェリアのリードで折り返す。

 ハーフタイムにベルギーはシャドリを下げ、ドリース・メルテンスを投入する。ベルギーは後半序盤から攻勢を掛け、メルテンスがドリブル突破を仕掛けるなどする。ベルギーのマルク・ヴィルモッツ監督は58分にルカクに代え、19歳のディヴォック・オリギを送り出す。さらに65分にもムサ・デンベレを下げ、マルアン・フェライニを入れ、交代枠を早くも使い切る。一方のアルジェリアもヒラル・スダニを下げ、イスラム・スリマニを投入した。

 66分、ベルギーは浮き球を競り勝ったオリギが抜け出してチャンスとなるが、1対1でのシュートはGKライスが足で防いだ。迎えた70分、パワープレーを仕掛けるベルギーは、ケヴィン・デ・ブライネの左サイドからのアーリークロスを、フェライニがバックヘッドで競り勝ち、そのままゴールへ流し込み、同点に追いつく。

 なおも攻め手を緩めないベルギーは80分、自陣でボールを奪うと、カウンターで左サイドをアザールが突破。逆サイドへ展開すると、エリア内右からメルテンスが豪快に決め、逆転に成功する。

 84分には右サイドからのクロスに再びフェライニがヘディングで合わせたが、GKライスが好守を見せた。ベルギーはそのまま試合を支配しホイッスル。2−1でベルギーが逆転勝利を飾った。

 22日に行われる第2節でベルギーはロシアと、アルジェリアは韓国と対戦する。

【スコア】
ベルギー 2−1 アルジェリア

【得点者】
0−1 25分 フェグリ(PK)(アルジェリア)
1−1 70分 フェライニ(ベルギー)
2−1 80分 メルテンス(ベルギー)



このニュースに関するつぶやき

  • 監督の采配が良かったんじゃなくて、最初からベストメンバーでいけばもっと楽に試合を運べたと思う 今回はたまたま上手くいったけど次これやったら厳しいことになる
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