JR四国8600系、新型特急電車6/23デビュー! 試乗会・展示会も開催、写真61枚

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2014年06月22日 07:31  マイナビニュース

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JR四国は21〜22日の2日間にわたり、新型特急電車8600系の試乗会・車両展示会を実施している。同車両は23日から、予讃線の特急「いしづち」で営業運転を開始する。


8600系特急形直流電車のコンセプトは「レトロフューチャー」。円形のブラックフェイスは蒸気機関車をモチーフとしており、列車の力強さ・ダイナミズムを表現したという。外装のオレンジとグリーンは、「瀬戸内の温暖な風土」「穏やかで美しい四国の自然」に加え、「愛媛」と「香川」もイメージしたもので、鉄道旅行の情緒・高揚感も演出しつつ、ビジネス特急としてのスマートさも兼ね備えた「なつかしくも新しいデザインの特急列車」となった。


同車両は2両編成で、量産先行車として2編成が投入される。21日の試乗会・車両展示会に使用されたのはE12編成(8602・8752)で、松山駅での展示会の後、試乗会の参加者を乗せて松山〜今治間を走行。12時25分頃、今治駅3番ホームに入線し、車両展示会が行われた。


車内の座席は、8602号車(座席数56席)がグリーン、8752号車(座席数45席)がオレンジでまとめられ、各座席にコンセントが付き、テーブルも大型化され、モバイルパソコンなどの使用が便利に。車両展示会でも多くの来場者が実際に座席に座り、乗り心地を確かめていた。8752号車には車いすスペースや車いす対応の多機能トイレ・洗面台も設置され、付近の出入口幅も拡大されている。


同車両の最高運転速度は時速130km。車両の制御方式は発電・回生ブレーキ付VVVFインバータ制御で、主電動機は全閉外扇式三相かご形誘導電動機。車体傾斜機構に空気バネ車体傾斜方式を採用しており、台車構造の簡素化による省メンテナンス化と到達時分確保の両立を図るという。


○新型特急電車をトッキュウジャーも応援!?


8600系特急形直流電車の試乗会・車両展示会は22日も実施される。新居浜駅で11時から展示会を行った後、11時44分に発車して新居浜〜観音寺間を走行。12時35分から観音寺駅で展示会を実施し、13時45分に発車して観音寺〜高松間を走行した後、高松駅でも15時10分から展示会が行われる。これに先立ち、13時から高松駅コンコースにて、『烈車戦隊トッキュウジャー』イベントも開催される。


翌23日から8600系による営業運転が開始され、特急「いしづち103号」「いしづち104号」に使用される予定。なお、7月1日以降、車両の試験や検査などの関係で、8600系に代わり特急気動車2000系で運転する日もあるとのこと。


○8600系特急形直流電車の外観・内装と車両展示会の様子



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