ザックがW杯総括「精神面を変えるべきだった。アプローチを誤った」

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2014年06月25日 18:20  サッカーキング

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ザッケローニ監督が4年間とW杯を振り返った [写真]=FIFA via Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第3節が24日に行われ、グループCでは日本代表とコロンビア代表が対戦。日本は1−4で敗れ、1分け2敗の勝ち点1でグループリーグ敗退が決まった。

 試合後、アルベルト・ザッケローニ監督がこれまでの戦いぶりを以下のように振り返った。

 ザッケローニ監督は、「この4年間、同じ選択肢を選んでいて、変えることはなかった。私は適切なプレーヤーを選んで、プレーの内容を濃くすることができた。国際試合の中でも、どんどん育っていく選手を選んだ。また国際的な環境の中で、彼らも育ってくれた」と、話したうえで、「ただ、ここ2、3試合ではそれを示すことができなかった。コンフェデレージョンズカップやワールドカップでは、間違ったアプローチを取ってしまった。もし何かを変える必要があったとしたら、戦術面ではなく、精神面を変えるべきだった」と、振り返った。

 今大会の誤算を問われたザッケローニ監督は、「アプローチが誤っていたこと。その結果、質の高いプレーができなかった。それぞれの試合を、同じような形で戦うとは考えていなかった。全体的な計画では、各試合で違うプレーをしようとしていた。速い攻撃をしようと考えていたが、今日の試合の後半で何とかそれをしようとしていたが、残念ながら遅かった」と、コメント。誤ったというアプローチについて、「もっと異なった形で攻撃すべきだった。もっとボールを支配すべきだった。それがチームの考えで、それをもとに練習をしてきたが、我々の頭にあることをもっと行動に移すべきだった。もっと速くパスを出して、適切な距離でボールを取り戻すこと、そしてまた攻撃すること。それが試合でできなかった」と、語った。

 また、今大会3試合で6失点を喫した守備面については、「1つのポジションを作ると、もう1つのポジションが弱くなることもあるので、バランスを取らないといけない。我々の守備力はスピードをもとにして作り上げた。11人が守備も攻撃もできるようにして、それがうまく機能すれば、うまくプレーができていた」と、チームのベースを話したうえで、「もちろん、何点か(奪われること)は覚悟しないといけない。そのような考えでチームを作り、多くの試合で実践した。この戦略をもとに、良い成績を収めてきた。ただ、残念ながらブラジルでは、それができなかった。チームとしては、一緒に攻撃し、一緒に守るというコンセプトがあった。ボールを失った時には、みんなで取り戻す。この4年間、この考えをもとにプレーしてきた。チームには勇気付けるように、もっと大胆に攻撃しろと、強いチームにも勇気を持ってプレーしないといけないと言ってきた」と、コメントした。



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