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巷で時々、「母が女であってはならない」といった主旨の発言を聞くことがありませんか?
日本では、男でも女でも、独身でも既婚でも、実際に母である本人達からもこういった発言、つまり考え方がまかり通っていますよね。
しかし、これは今の時代に適しているとは言えません。今回は、その理由を以下から説明していきます。
■欧米では女を主張するのは当然のこと!
みなさんは、欧米諸国でこのような発言をしたら猛反発を食らうのは、ご存じでしょうか? なぜなら、一人の女性が母である前に”女”であることは当たり前のこと。
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そのため欧米諸国では、女としてのニーズが満たされる権利を主張するのは自然とされているからです。
しかし日本では、母になった以上は自分の事は二の次であり、献身的に夫、子供に尽くすのは当然。むしろ、それが美徳とされています。
また、夫婦間の仲が冷めていて、長年触れることがなくても、日本では「母親になったんだから」で済まされがちです。
うっかりこういったことを口にしようものなら、「そんなに飢えているの?」などと言われかねません。
さらに日本では、既婚の身でありながら不倫や浮気をした女性に対して、「あの人は母であること以上に女であることを選んだ」などと批判されることも多いですよね。
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この発言も海外では理解されません。それは、結婚していてもいなくても、母であってもそうでなくても、浮気をしてもしなくても、女であることは絶対的に変わらないことだからです。
よって、「女性が女としてのニーズが満たされることを必要とするのは当然なんだ」と、私達女性全員が考えることが大切なのではないでしょうか。
■時代遅れな考えは少子化につながる
”母と女の良好バランスが保つことができない社会”であり続ければ、日本の少子化問題はいつまでも解決されません。
仮に、これからもずっと「どんなに可愛くてセクシー女性でも、出産したらオバサン化する。それこそが、良妻賢母というものだ」といった風潮が続くとしましょう。
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すると、当然「そんな女にはなりたくないから産みたくない」「そんな女は嫌だから産んでほしくない」「出産を機にオバサン化した妻を抱きたいと思わない」などの様々な弊害が生まれてきてしまいます。
つまり、「母が女であってはならない」ではなく「常に女は女である」を大切にすることは、それくらい社会的に重要なことなのです。
ただし、「母だって女」というのは不倫や浮気に走るということではありません。「母だから」という理由で女であることまで捨てる必要は全くない、というだけ。意味を履き違えないようにしましょう。
時代が変われば、世の中的な考え方も変わっていかないといけません。もし、あなたがいつも家族を第一優先にしているのであれば、時には可能な範囲で自分のやりたいことや気持ちを少しずつ優先してみては?
女としての幸せは、最終的には家族全体の幸せにもつながっていきますよ。
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