近畿日本ツーリストは、一般社団法人産前産後ケア推進協会と共同で「産後ケア&レスパイト ホテルパッケージ」を開発、サービスの提供を開始した。
もともと「レスパイト(=respite)」は休息や息抜きを意味する英語で、看護・介護分野の用語として一時的にケアの代替を行う意味で使われてきた。
今回新たに開発した同パッケージは、核家族化の進行によって産婦の親世代の介助を受けることも難しくなってきていることを背景に、既存の宿泊施設を活用しながら、出産で疲弊した母親の心身のケアや育児支援などを行い、子育てのスタート期を応援するサービス。
おもなターゲットは、初めて出産を経験した産後3〜8ヵ月の母親と赤ちゃんを対象としており、支援が希薄な産後3ヵ月以降の母親たちへ、助産師による心身のケアを行う。
1泊2日を基本とし、3泊4日まで希望に合わせてオーダーメードでケアプランを作成、ホテルでショートステイをしながら、母子の愛着形成支援、育児支援、職場復帰支援をサポートする内容となっている。
現在募集中のパッケージでは、「セレスティンホテル」や「リーガロイヤルホテル東京」といった宿泊施設が紹介されており、今後は提供施設を拡大するとともに、大阪・名古屋などにもエリア展開していくという。
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産後ケア&レスパイトプランhttp://biz.knt.co.jp/sango/
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一般社団法人産前産後ケア推進協会http://www.a-apcp.org/