「DOMINIQUE ANSEL BAKERY」は、日本でも人気が急上昇しているクロワッサン感覚のドーナッツを生んだ最初のベーカリー。オーナーシェフのDOMINIQUE ANSEL(ドミニク・アンセル)が2011年にNYに初のストアをオープン以降、わずか4ヶ月のうちに「Time Out New York」で「Best New Bakery of 2012」を受賞し、全米No.1レストランが緯度「ZAGAT」の2013年度版ペーストリー部門の最高得点を獲得。2014年7月には世界最大手のキュレーションサイトで「死ぬまでに行きたい世界のベーカリーショップ25」に選ばれるなど、絶大な支持を得ている。
新会社「D.A.B. PASTRY(ディーエイビイ ペイストリー)」は、TSIが51%、トランジットジェネラルオフィスが49%を出資し、9月1日に設立された。17日に開かれた会見で、トランジットジェネラルオフィス代表中村氏は「話題を聞きつけ、朝6時にNY店に並んで食べたのがはじまり。彼(ドミニク・アンセル)にとって2号店目となるストアをオープンさせるにあたり、大きな企業とともに一緒にサポートすることが彼にとって安心に繋がると思った」と合弁を持ちかけきっかけを振り返る。また、三宅社長は「我々は洋服が主ではあるが、ファッションというものを衣食住遊と捉えている。特に食というものには関心を持っていて、新会社を機に本格的なノウハウを蓄積し、新しいことにもトライしていきたい」と食の分野で広がる新事業に期待を寄せた。
表参道にオープンする1号店は売場面積100坪を予定。人気のクロナッツをはじめ、ドミニク・クイニーアマンを意味する「The DKA」、クッキー生地のショットグラスにバニラミルクを注ぐ「クッキーショット」、アイスクリームをしのばせたマシュマロを焦がした「フローズンスモア」などニューヨーク店の人気メニューに加え、「東京の出店にあたり、日本独自のことをやりたいと思っている」というドミニク・アンセルの意向から日本限定商品の開発も視野に入れて展開していくという。