たかの友梨「謝罪文はファクスと郵送で送った」 労組の「当事者不在」批判に反論

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2014年10月06日 18:31  弁護士ドットコム

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エステサロン「たかの友梨ビューティクリニック」を運営する不二ビューティは10月6日、高野友梨社長の「圧迫発言」をめぐる謝罪に対して、労働組合側が「当事者不在のまま『謝罪』を強行されても、全く誠意が伝わらない」と批判していることについて、「謝罪文を送っている」とウェブサイト上で反論した。


【関連記事:たかの友梨社長「コンプライアンスの意識が未熟だった」従業員への「謝罪文」(全文)】



残業代未払いを告発した仙台店の女性従業員に対して「会社つぶしてもいいの?」などと発言したことについて、高野社長は10月4日、仙台店で謝罪。不二ビューティは同日中に「従業員に向けて謝罪した」と公表した。しかし、「圧迫発言」を受けた従業員が所属する労働組合「エステ・ユニオン」は、「組合員が謝罪の場に出席していなかった」と指摘し、「不誠実な対応」だと批判した。



一方、不二ビューティは「補足説明」として、10月6日のプレスリリースを発表。それによると、高野社長が仙台店で4日に謝罪した後、同社は謝罪文をファクスと郵送で「エステ・ユニオン」の事務所に送ったのだという。また、「圧迫発言」を受けた従業員が不在のまま、謝罪の場を設けたことについては、「圧迫発言」が行われた食事会の場にはほかの従業員たちも出席していたことから、「高野が仙台店に赴いて謝罪をする必要と理由はあった」としている。



このような不二ビューティの主張について、エステ・ユニオン執行役員の青木耕太郎さんは、弁護士ドットコムの取材に対して、「たしかにファクスと郵便は送られてきたが、これまで事実関係の確認や本人の名誉回復のために『話し合いをしてほしい』と求めてきたのに、それには応じてもらえていない。それなのに突然『謝罪』と言われても、言葉通り受け止められない」とコメントした。



不二ビューティが10月6日に公表した説明文は以下の通り。



●弊社従業員への謝罪について


2014年10月6日



株式会社不二ビューティ



一昨日(2014年10月4日)、たかの友梨ビューティクリニック仙台店において、当社代表取締役高野友梨から、2014年8月21日開催の食事会における不適切な発言等につき、組合員・従業員に向けて謝罪をした点につきましては、既にお知らせしたとおりです。



本件に関する各社報道において、組合側から、「組合員が謝罪の場に出席していなかったので直接の謝罪ではなく、意味がない」等の趣旨の反論が寄せられていることを指摘されているものがございましたので、この点について補足して説明させていただきます。



弊社は、組合を通じて当該組合員の方にご出席いただくよう事前にご連絡をいたしましたが、残念ながら当日ご出席いただけませんでした。しかしながら、上記食事会の場には、当該組合員の方以外の従業員も出席していたことから、当該組合員の方が出席していなくても高野が仙台店に赴いて謝罪をする必要と理由はあったと考えております。他方、出席いただけなかった当該組合員の方については、弊社は、一刻も早く謝罪をお伝えすべく、仙台店での謝罪が終了した後直ちに、組合に対して添付の謝罪文書(仙台店にて高野が読み上げたもの)をファックスでお送りし、さらに、当該組合員の方に当該謝罪文書をお渡しいただくよう、組合宛に郵送にてご送付いたしました。



弊社は、今後も、労働コンプライアンスの遵守に努め、誠心誠意対応してまいる所存です。



以上


(弁護士ドットコムニュース)



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  • 次は倒産からの、被害者面してタレント化だな
    • イイネ!9
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