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寒い季節になってくると、帰宅後の入浴タイムが何より楽しみという方も多いのでは? 子どもがいる家庭では、お風呂タイムは親子でのんびりとお喋りをする、眠る前の大切なコミュニケーション時間の一つでもあります。
最近では、子どもをお風呂に入れる担当はパパという家庭が多いという声を聞きます。
“浴育”という言葉でも注目を浴びていますが、ママがメインでしている食事の支度やオムツ替えよりも、入浴はパパが気軽に参加しやすいようです。
今回は浴育について、子どもに好影響があった興味深い調査結果とあわせて、パパが気をつけたい入浴法についてお伝えします。
■ 浴育ってなあに?
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東京ガスが代表を務める風呂文化研究会によれば、“浴育”とは「入浴を通じて生涯の心身の健康をより良く育むために、入浴の効果や入浴方法、お風呂の楽しみ方などを学ぶ」こと。
将来的に子どもが1人で入れるように入浴方法を教えてあげるだけでなく、浴育では親子で一緒に遊びや勉強をしたり、今日1日の出来事を話したりといった、入浴を通じた親子のコミュニケーションの場ととらえています。
資生堂が行なった浴育調査では、ある興味深い結果が。
1回に20分以上パパとお風呂に入っている子どもに、「友達が多い」、「礼儀正しい」、「家族にやさしい」 、「思いやりがある」などの好影響があることが分かったそうです。
■ パパがやりがちな間違った”浴育”とは
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すぐにでも実戦したいパパと子どものお風呂タイムですが、パパがやりがちな気をつけたいポイント5つをぜひ覚えておいてください。
(1)熱いお風呂に肩まで浸かる
浴育ではおへそくらいまで、ぬるめの温度のお湯にゆっくりと浸かることを勧めています。
体の芯まで温めるために長く入るには38〜40度くらいが適温です。
また、肩まで浸かると水圧が大きく、のぼせやすく、体への負担が大きくなります。おへそくらいまで浸かれば十分子どもが温まることをママからパパに教えてあげましょう。
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1回に20分以上のパパとの入浴で、子どもの人間形成によい影響を与えるという資生堂の調査結果があり、長く入るためにも半身浴をしながら今日1日の出来事を子どもに聞いて会話を楽しんでみてはいかがでしょう。
(2)食後すぐにお風呂に入る
食後は食物の消化を行うために、胃腸に血液を集める必要があります。食後すぐに入浴すると、血液が全身に巡ってしまい、胃腸に血液が集まらず、消化不良の原因となります。食後30分は入浴を控えましょう。
(3)お風呂に入った後にすぐ食事
ママが食事の支度をしている間に入る場合は、入浴後から食事までの時間に注意しましょう。入浴後は全身に血が巡っているため、すぐに食事をとると胃腸に血液が集まらず、消化不良の原因となります。食前30分は入浴を控えましょう。
(4)ゴシゴシ洗う
子どもの表皮は大人の約半分と薄く、とってもデリケート。ついパパの力で、ゴシゴシ洗いがちです。これからの季節、子どもの皮膚を乾燥から守るには皮膚を洗い過ぎない、こすらないことが大切です。ネットなどで細かい泡を作り、泡で撫でるように洗うようにしましょう。
(5)ゴシゴシ拭く、保湿剤を付けない
入浴後もタオルでゴシゴシ拭くのはデリケートな子どもの皮膚を傷付けます。柔らかいタオルで、優しく水分を取りましょう。そして、入浴後5分以内に保湿剤を塗ってあげましょう。バリア機能を高めるためにも冬は朝と夜に保湿剤を塗った方が効果的です。
■ ママができること
せっかくパパが子どもと入浴する気になっていても、間違った浴育のせいで子どもが乾燥肌になってしまったり、消化不良でお腹を痛めては困ります。
子どもの体を洗うシャンプーやボディソープ、泡立てネットなどママが用意した入浴グッズをパパに事前に教えてあげましょう。押すだけで濃密な泡が出てくるボディソープなどパパの負担が軽くなるグッズを選んであげることも大切です。
入浴後のケアはママが担当、の方がパパにとってはハードルが低くなり、浴育に参加しやすいかもしれませんね。
ママとはよく話す子どもも、日常の中でパパとちょっとした話をする機会は少ないはず。ぜひパパに浴育の大切さを伝えて、パパと子どもが話せる機会を増やしてあげてはいかがでしょうか。
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【参考】
※ 風呂文化研究会 ― 東京ガス
※ パパフロ通信 ― 資生堂
※ 子どもの冬のスキンケア ― ミキハウス子育て総研
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