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報酬はお米30kgだけじゃない!「奨学米」とは?

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2014年11月11日 09:01  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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奨学金ならぬ、「奨学米」という取り組みを知っているだろうか。

「奨学米」とは、学生が農家から、お金ではなくお米を提供してもらう制度。その代わりに学生は、農家の手伝いや地域イベントに参加する。学生と農家が、お互いに助け合うしくみなのだ。

農家の手伝いって大変じゃない? お米はどれだけもらえるの?−−実際に奨学米生になって4年めという大学生にインタビューしてみた。


■埼玉に住む大学生が福島県只見町・新潟県新潟市で農作業

話を聞いたのは、埼玉県深谷市に住む前橋工科大学4年の松本一希さん。大学1年の時、友達に奨学米のことを教えてもらい、「農作業ってどんなものかな」と軽い興味で申し込み、奨学米生になった。

奨学米生への参加は一年単位だ。年3〜4回、提携している農家のところへ手伝いに行き、最後は参加状況に合わせて最大30kgのお米が支給される。

松本さんの初めての奨学米生ツアー参加は、3年前の6月。新宿駅に集合した奨学米生約20人と共にバスで新潟へ。農家に1泊して2日間、農作業を手伝った。




「その時にお世話になったのは無農薬で米作りをする農家で、田んぼの雑草を抜いてそれを土に埋めるという作業を行いました。水が入った田んぼの中は、歩くのも大変。もちろん翌日はひどい筋肉痛です。でも、2日間の短期なので、新鮮な気持ちで楽しめました」(松本さん、以下同)



8月と10月も農家の家庭で生活を共にしながら農作業を手伝い、11月には収穫した米30kgが贈呈された。小さな苗から見守ってきた奨学米の味は格別だという。

「お米になるまでの農作業の厳しさ・大変さを実際にみているので、『あのコメオヤさん(受け入れ農家)が苦労して作ったお米なんだ』と思いながら味わいます。だから余計においしく感じるのかもしれません」



以来、松本さんは4年間、奨学米生を続けている。今年度は新潟と福島の2ヵ所の奨学米生として、年7〜8回農作業を手伝った。もうすぐ収穫した新米が届く。また、松本さんにとっては、そこでの農家の方やほかの奨学米生との交流も「収穫」のひとつだという。

「奨学米の活動を通じて地方に目が向くようになり、それが就職にも影響しました。来春の大学卒業後は、日本中をとび回って取材する新聞社の仕事が決まったんです。シューカツ(就職活動)のときは、作業の合間にコメオヤやほかの参加者に相談に乗ってもらったりして、大きな励みになりました」




■農業や食への関心を高める効果にも期待

松本さんが利用しているのは、株式会社奨学米が手掛ける奨学米プロジェクト (http://www.syougakumai.com/)。学生のツアー参加費は1回あたり6000円だけで、東京からのバス、宿泊、食事が提供される。



農家は無償で自宅に学生を泊める。農作業の手伝いのほか、参加者が農業や食への関心を高めたり、その産地のお米のファンになってもらう効果も期待しつつ、学生との交流を楽しんでいるようだ。

画像:奨学米ホームページより



お米以外にも得るものがありそうな奨学米。みんなも大学生になったら挑戦してみては?

このニュースに関するつぶやき

  • 自分の普段食べているものの産地・生育を実感するのはとてもエエ事やと思うわ。 俺が大学生ん時に知ってれば…っ!orz
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  • 徴兵やるくらいなら、これを義務にすればええのに。 そして食糧について見直してほしい。
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