クルマにスクーターを載せるなら折りたためばいい

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2014年11月20日 07:40  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

エンジンの時代にはできなかったことが、電動になって可能になることもある。

たとえば軽量な折り畳み式スクーターだ。エンジン式の折り畳みスクーターといえば約30年前に発売されたモトコンポくらいだが、電動ならもっと軽く、シンプルに作ることができる。

スタイリッシュで非常にコンパクトに折りたためる電動スクーターが、クラウドファンディングのサイトKICKSTARTERで市販化のための資金を募集している。

E.Tスクーターと名づけられたこのアイテム。最大の特徴はその折りたたみ方法だ。3本のチューブからできているような構造で、ステアリングヘッドパイプからリヤタイヤを支えるフレーム、そしてシートレールがそれぞれ生えている。そしてそれぞれを折りたたむと、3本のチューブをひとつにまとめることができるのだ。

ET_Scooter04

折り畳んだ状態なら、普通のクルマのトランクルームに簡単に収納できる。折り畳みや、展開に要する時間はものの5秒くらいだ。

ヘッドライトもついているし、前後にはワイヤー式のディスクブレーキが装着されている。

ET_Scooter03

なんといっても魅力はそのデザインだろう。

おそらく電池やモーターはうまくチューブやハブに内蔵できているのだと思うが、非常にスッキリした外観で機械っぽさを廃している。ブレーキのワイヤーも外にはあまり露出しないようにフレーム内を通しているらしく、デザインに気を使っていることがわかる。

ET_Scooter05

35〜40kmの航続距離を誇る

E.Tスクーターは重量30kg。55km/hまで出す性能を持っているというが、各国の交通法規にしたがって調整されることになる。搭載されるバッテリーはリチウム・ポリマー式で、900回の放充電が可能だという。そして1回の充電で35〜40kmの距離を走行できる。カラーは白と黒が用意される予定だ。

じっさいのところ、スクーターのフレームには縦方向(上下方向)に力がかかる。その方向に折り畳み機構を設定するというのは、折りたたみ自転車でもやらない方法なので、だいぶ不安を感じる。もっともあまりスピードを出すものではないし、長距離を移動するものでもないだろうから大丈夫なのかもしれないが。

ET_Scooter02

このE.Tスクーター、2015年の1月までには発売開始できそうだということで、販売価格は2,990ドルになるようだ。走る姿はちょっとユーモラスだが、スタイリッシュなデザインはおおいに魅力的だ。クルマで出かけて、その先で乗りまわしたいひとにはマッチするかもしれない。

*出典:KICKSTARTER -E.T Scooter , World’s most innovative electric transporter.-

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