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「オレの若いころは携帯電話なんてなかったから、ガールフレンドの家に電話をかけて、お父さんが出たりしないかどうかドキドキしたもんだ」などという話はしないことにしている。オッサンくさいから。とはいえ、テクノロジーが進化すれば恋人たちのコミュニケーションのありかたも変わる。これはまぎれもない事実だ。
というわけで、これまでFUTURUSで紹介した現在と近未来のテクノロジーから想定する、5年後のXmasで恋人たちが失うかもしれないことを4つピックアップしてみた。
1:イルミネーションを見に行くこと
昔は豆電球だったクリスマス・イルミネーションもすっかりLEDにとって代わられた。これも、青色LEDの開発に成功した赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏らのおかげである。
でも、もし部屋のなかにリアルなイルミネーションを再現できれば、わざわざ外に見に行かなくてもいいではないか。「これが、Microsoftが示す次世代ゲームの世界観だ」で紹介したような自宅内に異空間を創造するプロジェクションマッピングの機器を使えば、それも可能だ。
そうすればクリスマス・イブにリア充が屋外に出てこなくなり、非リア充も肩身の狭い思いをすることがなくなるのである。
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2:貴金属のアクセサリーのプレゼント
ジュエリーはまちがいなく女性に喜んでもらえるプレゼントの定番だ。ところが、これまでジュエリーがいた場所を乗っ取ろうとしているアイテムが続々登場している。ウェアラブルデバイスだ。さらにすすんで、「ジュエラブルデバイス」という呼びかたまで出てきている。
スマートフォン等の操作が可能なRing(「魔法の指輪が現実に「ジュエラブルデバイス」が次々と登場」)、パスワードの管理をしてくれるEverykey(「パスワード管理はオシャレな腕輪に任せてみようよ」)などである。(下は「Ring」の紹介動画)
指、腕がこれらのデバイスに占領されているので、もうアクセサリーをつける余地はない。ということは貴金属のアクセサリーをプレゼントしなくてもよくなるではないか!
(※こんなふうに考えてはいけない。たとえつける場所がなかったとしても、女性は貴金属のジュエリーを贈られると嬉しいものなのである。ウェアラブルデバイスを使っていようがいまいが、プレゼントするべきだ)
3:すれちがい
携帯電話がなかったころは、約束の時間になっても来ない相手を何十分も待ったりしたものだった。だって連絡する手段がないんだから。携帯電話が普及して、出先でも簡単に連絡をとりあえるようになってから、そういった待ちぼうけはほとんどなくなったが、スマートフォンの普及にともなって、またひとつ問題が出てきた。バッテリー切れによる音信不通である。
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しかし、バッテリー切れがなくなれば、そういった恋人たちの”すれちがい”もなくなる。「5分でフル充電!スマホ使いを救うバッテリーが登場か」で紹介したスーパーキャパシタの充電器があれば、バッテリー切れはあっというまに解消。ただし、二股をかけていてダブルブッキングしているようなひとは、連絡がつかなかったという言い訳がきかなくなるので要注意だ!
4:会って手を握ること
そもそも、会う必要もなくなってしまうかもしれない!? 「仮想世界で掴んだ感触が手に伝わる外骨格VRデバイス」があれば、離れた場所にいるカノジョやカレシの手を握った感触が伝わってくる。これがあれば、もう直接会って手を握る必要はなくなってしまう!
なんだか、こういう想定を書いているうちに味気なくなってきた。
むしろ日常がガジェット、ITで満ちた生活を送るようになっていると思われる5年後、Xmasくらいは、ガジェットをOFFにして、SNSをシャットアウトして、恋人あるいは家族、仲間たちと、手作りの美味しいものを食べ、会話を楽しみ、歌ったり笑ったりするのがいいかもしれない。
BGMにはiPhoneの音楽をBluetoothで接続したスピーカーで流しながら・・・あれ? やっぱりガジェット必要?
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