2000年代よりブームが起きて、今もなおファンの人々や、遊具として根強い人気を誇っている”キックボード”。
そんな中、ハンガリーのAdam Torok氏により開発されたキックボード「Belt scooter」が非常に面白いデザインに仕上がっていると話題になっている。
この「Belt scooter」の一番の見どころは、何といっても”ベルトにもなるキックボード”という所にあるだろう。蛇腹型の支柱部分を腰に巻きつけると、いとも簡単にキックボードがベルトに早変わりしてしまうから驚きだ。
これまでキックボードは、乗れる場所と乗れない場所の使い分けが難しく、乗れない場所ではつい”お荷物”となってしまいがちだったが、このキックボードはそんな問題を解決している。
「Belt scooter」の形状を考えるとキックボードとしての走行性能や安定感はやや劣ってしまうと考えられるが、キックボードをウェアラブルデザインにするという発想はとても画期的だ。
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これまで”ウェアラブル”と聞けばコンピューターが仕込まれた端末型の製品だというイメージが付きつつあったが、 「Belt scooter」は”着用できればウェアラブルである”というスタンスの作りになっているため、今後のウェアラブルの枠を広げてくれるような存在にもなっていくかもしれない。
「Belt scooter」プロジェクトは
プロジェクトの詳細だが、この「Belt scooter」は現在デザインコンセプトの状態で、さらにここからスマートフォンなどと連携してナビゲーションを確認できたり、走行性能が上昇したりと、さまざまな進化が期待できる。
製品化に至るまでまだ先は長いかもしれないが、今後も 「Belt scooter」の動向に注目していきたい。
参考:Belt Scooter : Collapsible Wearable Scooter by Adam Torok | Tuvie
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