次世代のイヤホンにはダイエット機能がつくかも

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2014年12月03日 11:10  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

日々の体調管理やフィットネスにスマートフォンを活用している方は多いのではないだろうか。「移動した距離」から始まり「移動速度」「高度」「消費カロリー」に「心拍数」と、様々なものが計測可能となっている。

一方で「食事」に関する記録は、まだちょっと苦手とするところ。せいぜい自分の身体データや食べたものを記録し、栄養を計算したり献立を提案したりといったくらいだろう。

もし、この「食事」という行為も「運動」のようにリアルタイムで計測したら、もっと効果的な健康管理が出来るかもしれない。

『BitBite』が、それを叶えてくれるかも。

「噛む」をリアルタイムで計測するデバイス

『BitBite』は人間の「噛む」という行為を記録する新しい発想のウェアラブルデバイスだ。特に食事における「咀嚼」に注目し開発されたという。

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グリップ状にデザインされた同デバイスは、イヤホンのように耳穴の入り口にはめ、私たちの「噛む力(筋肉の運動)」や骨を伝って響く「噛み砕いた時の音」などを計測しその結果を専用アプリで返してくれる。

例えば食事中、ゆっくりしっかり噛むことで唾液の分泌を促進し、食べ物の消化吸収効率を高めると言われている。また、唾液が食べ物を「糖」へと分解し血糖値を上げ、満腹中枢が刺激されると「食べ過ぎ」の防止にもなり、肥満対策にも効果的なのだ。

『BitBite』を常用すると単純に「咀嚼」回数を記録してくれるので、いわば「レコーディングダイエット」の助けとなってくれる他、「ゆっくりとよく噛んで食べる」という習慣作りにも最適。

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また、食材やカロリーを同時に記録することで最適な食事の時間や咀嚼回数などを計算してくれる機能も持つそうだ。

「咀嚼回数」「噛む強さ」「噛んだ時の音」を計測し専用アプリからデータベースにアクセス。食生活を監視、アドバイスしてくれるといった機能も。

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約3時間でフル充電し、その後は3日連続で使い続けられる。3オンス(約85g)とそんなに重くないが日本人の耳のサイズに合うかどうかが少し心配。

将来はイヤホンに標準装備されるかも

食べ物を噛む大切さは、私たちが子供の頃から教わってきたことだ。だが、最近の食生活を振り返ってみると脂分の多いジャンクフードやペースト状の食べ物が多く、ついつい「咀嚼」を怠ってしまうことも多い。

『BitBite』の開発者であるグラント氏は、自らのダイエットの際に、栄養士に食事管理をしてもらっていたらしい。栄養士は毎日しっかりとした管理を行いダイエットに最適なメニューを提案してくれたのだそうだ。

しかし、ダイエットが終わり担当栄養士がいなくなった途端リバウンドしてしまったらしい。そんな実体験から「自分でもきちんとした食事管理が出来る方法はないだろうか」ということで『BitBite』を思いついたのだという。

現在はクラウドファウンディングサイト「indiegogo」で資金を募っている。目標額6万ドルのところ、すでに5万ドル以上を獲得しているので、もう間もなく達成だ。

「噛む」という行為を「耳穴にはめるデバイス」で記録するとは、身近な要素を上手く足した素晴らしいアイデアではないだろうか。イヤホンに標準装備されてもおかしくない。

*参考:BitBite: Lose Weight & Improve Your Eating Habits | Indiegogo

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