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注目を集めそうな斬新な広告手法が登場した。自転車の車輪にLEDで画像や動画を表示してアピールするという方法だ。
しかも車輪に表示されている画像や動画は、車輪の回転速度がどのような状態でも、まるで静止しているディスプレイ上と同様に表示される。
それがまたなんとも不思議で、「なんで?」という不思議さの直後に、「面白い!」という驚きがやってきて、「へぇ〜」という広告への認知が誘導されることは期待できそうだ。
自転車の車輪にLEDで広告を表示するという斬新さ
この斬新な広告配信サービスは株式会社シナリオ(東京都渋谷区)が提供する「Electro Bike(kino-mo display)」というサービスで、技術を開発したのはロンドンのスタートアップ企業であるOld Bond社だ。
![Electro Bike_¥í¥´É½¼¨](http://nge.jp/wp-content/uploads/2014/12/7187925f31cd62dfd25febd8d3015b94-690x387.jpg)
この広告手法は既にロンドンでは大手クライアントが採用して注目を集めているという。
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日本でのサービス開始は12月(つまり今月)からとなり、広告には2タイプのメニューが用意されている。
一つは「Mobile Bike AD」というコースで、これは街中を広告を表示させながら自転車で走行するというもの。シナリオ社によれば、自転車×LED画像のインパクトは、屋外広告より強力だと説明されている。
![Electro Bike_³¹Ãæ¤òή¤¹](http://nge.jp/wp-content/uploads/2014/12/c08a13ff9b51d24d492e1478d2ed7fd1-690x387.jpg)
もう一つは「Stationaly Bike AD」というコースで、自転車を店頭やイベント会場に置いて、広告を表示させるというもの。こちらもシナリオ社によれば、アイキャッチ力のある広告パフォーマンスで、人の注意を惹くことが可能と説明されている。
![Stationaly Bike AD](http://nge.jp/wp-content/uploads/2014/12/Stationaly-Bike-AD-690x387.jpg)
もちろん二つのコースを合わせ技として採用することも効果的だろう。
「Electro Bike」は屋外だけで無く、屋内の会場でも利用可能だ。また、訴求したいエリアも柔軟に対応できることから、特定の地域限定の広告にも活用できるし、複数箇所での同時展開など、様々な広告戦略を立てる事ができる。
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![Electro Bike_Áö¹ÔÃæ¤Ëʸ»úɽ¼¨](http://nge.jp/wp-content/uploads/2014/12/fb375876955faa8fdb31ce6b60c38aea-690x387.jpg)
車輪に表示するメッセージも、静止画のスライド形式や動画形式など、より効果的なコンテンツを自由に作り込める。
ちなみに、コンテンツはUSBから車輪に転送できるらしい。
日本やアジアでも、流行りそうな予感
その斬新さからかなり注目されそうな「Electro Bike」だが、自転車で走行中に表示できるという特徴を考えると、特定のエリアで行動中の人達をターゲットにした広告で強みを発揮できそうだ。
たとえばそのエリアから客を集めたい店舗の新規開店告知や、イベント会場周辺で近日中に開催されるイベントの告知などには効果的ではないかと思われる。
既にヨーロッパでは新しいプロモーション手法として認知されつつあるようだが、日本を含むアジアではまだ知られていない段階にある。
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しかし、いっきに注目を集めそうなので、実際に目の前を通り過ぎる自転車の車輪に広告を見る機会は、すぐに訪れそうだ。