アクションカメラの「GoPro」が独自ドローンを開発

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2014年12月10日 08:10  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

FUTURUSで度々取り上げている近頃話題の「ドローン(Drone)」。

マルチコプターと称するプロペラを数個備えた超小型ヘリタイプから、翼を装備したタイプまでその種類は様々だ。

滑走路要らずの垂直上昇出来るタイプが主流で、具体的には「今さら聞けないドローンの基礎知識5つ」や「日本ではなぜドローンが普及しないのか」が詳しいが、遅ればせながら日本でも徐々にその存在が認知されつつある。

日本のTV局も空撮にドローンを活用

こうした「ドローン」が世界的なブームに成りつつある背景には空撮用小型カメラを搭載することで、これまで有人のヘリ撮影では近づけなかった場所や意表を突くアングルからの動画撮影が可能となる点が有るようだ。


動画を別画面で再生する

今後は普及につれて操縦ミスによる墜落やドローン同士の衝突を回避する機能が必要になると予想されるが、高度250m以下の規制空域外で自由に空撮出来る魅力は一度味わうと病みつきになりそうだ。

日本のTV局も今秋あたりから紅葉の名所を紹介するTV番組などでドローンによる空撮をふんだんに取り入れており、その美しい映像を目にする機会が増えつつある。


動画を別画面で再生する

このような空撮用小型カメラとして適しているのが、今ではアクションカメラとしてすっかり定着した感がある「GoPro」。

その小さなサイズからは想像出来ない高品質なフルHD画像が得られるのでサーファーやスポーツ愛好家の間でも人気が有り、最近では自転車で日本各地を巡る人気のTV番組でも撮影の主力機種として活躍している。

GoProが独自のドローンを開発

WSJが伝えるところによると、そんな「GoPro」がマルチコプターの商品化に打って出るようだ。

WSJ

地上での撮影から大空へ撮影範囲を広げることで市場拡大が図れるのだから、これは有る意味、自然な流れと言えるかもしれない。

マルチコプターの分野で先行するDJI社の「Inspire 1」や、Parrot社の「Bebop」などと競合するだけに「GoPro」はこれまで積み上げてきた経験を活かした独自の特徴を打ち出す必要が有る。

そのためには画質に優れた「4K」機能やブレの無い安定した画像を得るための飛行性能、高度なソフトウェアなどが必要となるだろう。

野外イベントやクルマでの自走撮り、人が近付けない秘境など、その空撮ターゲットは計り知れず、レジャーの楽しみを広げてくれそうだ。

GoPro

販売価格は「DJI Inspire 1」(2,800ドル)の半額以下となる500〜1,000ドルを予定しているようで、実現すれば画質の良さで定評が有る同社だけに大きなアドバンテージとなりそうだ。

*参考:WSJ、GoPro

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