新幹線から姿を消した食堂車......でも、「グルメ列車」は健在!

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2014年12月18日 18:12  BOOK STAND

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『ノジュール12月号』(JTBパブリッシング)775円+税(購読料金1年7980円+税)
「かつて新幹線に食堂車があった」と聞いても、若い人はピンと来ないかもしれません。

 東海道・山陽新幹線では1975年から食堂車を連結。JR東日本が運行する東北・上越新幹線も、1982年の開業時からビュッフェを営業していました。しかし、高速化によって所要時間が短くなると利用客が減り、東海道・山陽新幹線の食堂車はビュッフェに置き換えられるように。そのビュッフェも、東海道・山陽新幹線は2000年、東北・上越新幹線では02年に営業を終了し、新幹線の中で食事ができるスペースは完全に姿を消しました。

 ただ、地元の食材を取り扱い、さらに有名レストランがプロデュースするなど、食にスポットを当てた「グルメ列車」は、全国各地で運行されています。50代からの旅と暮らし発見マガジン『ノジュール』12月号の第2特集は、「日帰りでちょっと贅沢 グルメ列車の旅」と題し、北は北海道から南は九州まで、各地域の鉄道を走る11のグルメ列車が取り上げられています。

 トップに掲載されているのは、しなの鉄道の軽井沢〜長野間を結ぶ「ろくもん」。信濃を拠点とした武家、真田氏の家紋「六文銭」に由来するもので、車両のカラーリングも真田幸村が武具を朱塗りにした「赤備え」にあやかっています。当地の有名日本料理店・レストランが提供する懐石料理、フレンチ、イタリアンが楽しめるのはもちろん、長野県産の木材が内装に使われており、食と木による地元の香りが楽しめる列車といえそうです。

 一方、今年デビューしたばかりのグルメ列車として取り上げられているのが、四国・予讃線を走る「伊予灘ものがたり」。この列車は、週末に1日4本の運行で、「八幡浜編」「道後編」などと走る区間によって列車の名前が変わるのだとか。また、列車によって提供される料理も異なり、今回『ノジュール』では、「双海(ふたみ)編」の地元食材を使った13品が盛り込まれるお重や、「大洲編」のモーニングプレートが紹介されています。

 また、『ノジュール』12月号の第1特集は、「この冬行きたい! 至福のおこもり温泉へ」で、日本各地の情緒豊かな温泉街が紹介されており、こちらも要チェックといえそう。年末年始の行楽シーズンを前に、参考にしてみてはいかがでしょうか。


【関連リンク】
50代からの旅と暮らし発見マガジン『ノジュール』
http://www.nodule.jp/



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このニュースに関するつぶやき

  • 東海道新幹線の場合、グリーン車需要の高まりと300系による大きな高速化が重なりましたからね。山陽もそうですが、100系→300系が最も多く所要時間を削った新車。
    • イイネ!3
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