北陸新幹線並行在来線を引き継ぐ第3セクター鉄道4社、開業ダイヤの概要は?

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2014年12月21日 12:02  マイナビニュース

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北陸新幹線長野〜金沢間開業にともない、経営分離される並行在来線を引き継ぐ第3セクター鉄道4社(IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道、しなの鉄道)がこのほど、開業ダイヤの概要を発表した。


JR北陸本線金沢〜直江津間は2015年3月14日以降、石川県内の区間をIRいしかわ鉄道、富山県内の区間をあいの風とやま鉄道、新潟県内の区間をえちごトキめき鉄道が引き継ぐ。IRいしかわ鉄道は521系5編成で運行開始し、うち2編成は新車を投入。あいの風とやま鉄道はJR西日本から譲渡された521系・413系で運行開始し、413系はおもに朝夕の時間帯に使用される。


金沢〜泊間では速達性向上をめざし、平日に快速タイプの列車が上下各3本(上り1本は泊発富山行)運転される。停車駅は金沢駅・石動駅・高岡駅・小杉駅・富山駅・滑川駅・魚津駅・黒部駅・入善駅・泊駅。普通列車もおおむね現在の運転本数が維持(一部区間で増発)され、平日の運転本数(快速タイプの列車を除く)は金沢〜高岡間57本、高岡〜富山間79本、富山〜黒部間62本、黒部〜泊間54本、泊〜糸魚川間38本となる。


あいの風とやま鉄道は高岡〜富山間にて、朝通勤時間帯に普通列車を1往復増発。引き続きJR城端線からの直通運転(城端発富山行2本)も行い、利便性を確保する。黒部〜泊間では、黒部駅折返しの普通列車1往復を泊駅まで延伸し、試行的に運転本数を増やす。糸魚川駅への直通列車は2往復(夜間に下り2本、朝に上り2本)設定され、その他の列車は泊駅でえちごトキめき鉄道(日本海ひすいライン)の列車に乗換え。泊駅では同一ホームで接続し、利用者の負担を軽減するとしている。


えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインは新造ディーゼル車ET122を使用。富山方面からの直通列車を除き、泊駅まで乗り入れる。泊〜直江津間の快速列車(泊〜糸魚川間は各駅に停車)も1往復設定。他にJR信越本線へ直通する糸魚川〜新潟間の快速列車(485形6両編成を使用)が1往復運転される。


JR信越本線長野〜直江津間は2015年3月14日以降、長野県内の区間をしなの鉄道、新潟県内の区間をえちごトキめき鉄道が引き継ぐ。直通運転は行わず、妙高高原駅にて同一ホームでの乗換え(一部列車を除く)が基本となる。長野〜妙高高原間はしなの鉄道北しなの線となり、普通列車2往復を増発し、しなの鉄道線小諸駅から直通列車(下り2本、上り1本)も運転。妙高高原〜直江津間はえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインとなり、普通列車の他にJR信越本線から特急「しらゆき」や快速列車が乗り入れる。



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このニュースに関するつぶやき

  • 東京へは行きやすいが、逆に新潟や関西・名古屋方面が不便になるね。まぁ、利点ばかりではないと言う事だよね!!
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