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聴力を補助する役割として、多くの人々の生活に欠かせないものとなっている”補聴器”。
しかし近年では、見た目が原因で装着に抵抗があるという人が増えており、デザイン面、小型化、機能面などで急速な進化が求められている。
そんな中、海外の出資募集サイト「Indiegogo」に全ての問題をクリアできそうな補聴器が登場した。
その補聴器は「Nanoplug」というもので、カナル型のイヤホンや耳栓のように耳の中にすべて収まってしまう”目立たない補聴器”となっている。
使用方法は、まずUSB経由でパソコンと接続し、専用ソフトでユーザーごとの理想の聞こえ方を設定。
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設定が完了したら付属のイヤーチップと合わせて耳の奥にはめ込み、入浴や睡眠の際には付属のパーツでかき出すように外すという簡単な仕組みとなっている。
価格も片耳分で249ドルとかなり安い価格設定になっている。「高すぎて買えない」、「電話で使用できない」、「目立つから付けたくない」といった要望を全てクリアしている。
![20141026160449-novipocet](http://nge.jp/wp-content/uploads/2014/12/20141026160449-novipocet.jpg)
「Nanoplug」が医療に与える影響
医療機器は人の体に直接影響を及ぼすため、使用する人の細かな意見が反映されにくいケースが多かったが、「Nanoplug」のようにユーザーの使いやすさだけに重点を置いた医療機器は非常に貴重な存在と言えるだろう。
今後、安全性も重視しながらこのような型にはまらないものが多く作られて行けば、医療機器の未来もさらに明るいものとなっていくかもしれない。
「Nanoplug」の今後は
「Nanoplug」は「Indiegogo」で既に目標の額を大幅に上回る出資を得ているので、製品化に向けて順調なスタートを切ったと言えるだろう。
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補聴器を使う人が補聴器に対する抵抗がなくなる日もそう遠くないのかもしれない。
*参考:NANOPLUG: The Worlds First Invisible Hearing Aid | Indiegogo