発表!2014年、医師が選んだ「医学界・医師界における今年の漢字一文字」

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2015年01月09日 11:10  QLife(キューライフ)

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医師が選ぶ今年の漢字1位は「偽」

 医師専用サイト「MedPeer」が医学会・医師会における「2014年を表す漢字一文字」を募集。2012年以降、3回目の実施となった今回は2,784人が回答し、その結果は下記の通りとなりました。

医学界・医師界における今年の漢字一文字 1位偽230票 2位嘘122票 3位税99票 4位忍82票 5位熱75票 5位疑75票

 1位には、2年連続で「偽」(230票)。STAP細胞や臨床研究などにおける論文データの誤りが主な選出理由となりました。2位は「嘘」(122票)。医学分野で相次いだ不正問題に加え、「ゴーストライター」や「号泣県議」が世間の注目を集めた結果といえそうです。

 3位は、消費増税や再増税延期への感心の高まりが反映された「税」(99票)。4位は、厳しい医療環境に耐え忍ぶ気持ちから「忍」(82票)。5位には、デング熱・エボラ出血熱の「熱」と、STAP細胞や臨床研究などへの疑惑・疑念から連想する「疑」が並びました。

医学研究への信頼に警鐘

 1位の「偽」、2位の「嘘」、5位の「疑」と、上位を占めた疑惑や疑念に関する漢字には、「研究データの信頼性に疑いを持つようになった」「医学研究への信頼回復が重要」などのコメントが寄せられました。

 今回の医師が選んだ「2014年の漢字一文字」から浮かび上がったのはネガティブな話題ばかりでしたが、医学界が果たすべき今後の課題が示されることとなりました。課題が1つずつ解決され、2015年は明るい漢字が選ばれる年になるよう、願わずにはいられません。(笹田久美子)

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