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家事や育児で慌ただしい毎日。でも、「いつかはもう1人」「そろそろ欲しい」などと、2人目について考えている方も多いのではないでしょうか? とはいえ、妊娠中や出産後に今以上に忙しい生活が訪れると思うと、なかなか決断しきれないということもありますよね。
“2人目の壁”という言葉をよく聞きますが、その“壁”をつくる原因は1つではありません。
今回は、女性が2人目の妊娠に踏み切れない理由を、探っていきましょう。
■原因1:子育てサポートの少ない環境
近くに、頼る親類や家族がいない場合、2人目妊娠へのハードルが高く感じられます。
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株式会社ワークライフバランス社長の小室淑江さんは、雑誌『MAMA MALIA』の中で、
<よく、「2人目の壁」ということが言われますが、その原因は、1人目の出産・育児体験なんだと思います。1人目のときに、夫の帰宅時間が遅いことで孤独な育児体験をしてしまうと、どうしても2人目を躊躇する。>
と述べています。身近にサポートしてくれる人がおらず、旦那さんも長時間勤務という場合、“家”という密室にこもって、1人で何もかもやらなければならないという心理的な不安が生まれてしまうのではないでしょうか。
■原因2:夫とのコミュニケーション不足
産後は“オトコとオンナが最も分かり合えない時期”の1つであり、夫婦の愛情が冷めやすい時期なのかもしれません。女性が「日中疲れてその気になれない」と言い、男性が「女性から“ママ”に変わってしまった」なんてぼやくというのも、よく聞く話です。しかし、なにもこれは日本に限った話ではないのですよ。
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フランスに『理想の出産』という映画があります。この映画では、産後の夫婦関係の変化、いわゆる“産後クライシス”がリアルに描写されており、産後にセックスレスとなってしまうカップルの感情の変化には、切ないほどに心を揺さぶられます。
余裕がないときは、相手への思いやりが欠如しがちですが、そんなときだからこそ、出産前とは異なる“新しい2人の関係”を作り出す工夫が必要なのかもしれませんね。
■原因3:上の子のケアが心配
上の子がまだ幼い場合、妊娠してから、抱っこやアクティブな外遊びができなくなることに、不安に感じる人も多いと聞きます。
また、2人目が生まれてからの、上の子の“赤ちゃん返り”により、今より子どもに手がかかるようになるのでは、という心配の声もあります。
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しかし、初めての時に苦労した、“授乳する”“おむつをかえる”“生活リズムをつくる”といったことも、2人目になるとスムーズにできるため、上の子と向き合う 時間をたっぷりつくることも可能です。タマホームの調査によると、“2人目の壁”を乗り越えて出産した人の98.4%が幸福を実感しているそうですよ。
いかかでしたか? 今回は女性が2人目の妊娠に踏み切れない理由についてお届けしました。
毎日、目の前の子どもと真剣に向き合っているからこそ、2人目の妊娠を躊躇してしまうかもしれません。まずは旦那さんや家族と話し合って、具体的なプランを描いてみてはいかがでしょうか。
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【参考】
※ (2014)『MAMA MALIA vol.2』(光文社)
※ ふたりめ意識調査 案ずるより産むが易し? – 1 more baby 応援団
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