貼り付けるだけ!スマホで体温を監視できるペラペラ体温計

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2015年01月10日 20:30  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

乳幼児の健康管理に“体温計測”は重要だが、これがなかなか難しい。

一日に何度も体温計で計測するのは嫌がりそうだし、かといって気付かないうちに熱が出ているかもしれないと、気を揉んでしまう。また、風邪を引いてしまったら常に体温の変化が気になる。しかし、一定間隔で測ることは忘れてしまいそうだ。

そんな苦労をなくしてくれそうな体温計が、米ネバダ州ラスベガスで開催されている家電市『CES2015(2015 International CES)』で発表された。

ずばり、乳幼児の脇の下にぺたっと貼るだけで測れる体温計『TempTraq』だ。

一度貼り付けてしまえば後はスマホで体温監視

『TempTraq』は、Blue Spark Technologies社が開発した身体に貼るだけで使える体温計だ。

体温計といっても、薄く柔らかなシール状の物だが、驚いたことにこの薄いシールの中には体温計とBluetooth機能が内蔵されているのだ。

計測された体温のデータは、スマートフォンの専用アプリに送信されて管理することができる。

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『TempTraq』の“Press to Start”と印字された部分を押すことで電源を入れ、それを乳幼児の脇の下あたりに貼り付けるだけでよい。

24時間連続使用が可能なので、例えば風邪を引いて具合が悪い乳幼児の体温を、1日中チェックすることも簡単にできる。もちろん『TempTraq』にはそれだけの耐久性や耐水性も備わっている。

計測されたデータは、スマートフォンでグラフ化して確認したり保存したりできるので、経過を見たい場合には通常の体温計を使うよりかなり便利だ。

しかも体温が高くなった場合は、アプリによってアラート通知されるので、乳幼児の体調の変化を見逃さずに済む。

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さらに記録された体温のデータは、メール添付で医師に送信することも可能だ。

このアプリにはメモもできるため、例えば薬を飲ませた時刻や、症状の変化を記録しておくこともでき、後で医師の診断を受ける際により詳細な情報を提供することができるだろう。

また、専用アプリは同時に複数人の体温を管理することもできるため、保育施設や医療施設でも活用できそうだ。

なお、『TempTraq』がスマートフォンと通信できる範囲は約40フィート(約12メートル)なので、あまり離れることはできないが、そもそも乳幼児からそれほど離れている状態は想定しにくい。


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乳幼児の体調管理に待ち望まれるガジェット

乳幼児に体温計を咥えさせたり脇に挟ませてじっとさせておくことは難しいであろうし、耳穴で計測するタイプでも一定間隔で正確に計測することはそれほど簡単ではないかもしれない。

しかし『TempTraq』であれば、一度貼り付けてしまえば後はスマートフォン上で監視でき、データの蓄積もできるので非常に便利だ。

ただ、残念ながら『TempTraq』はまだ発売されていない。現在FDA(米国食品医薬品局)の審査待ちの状態なのだ。発売を待ち望んでいる人は多いだろう。

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