Wi-Fiのように電力を飛ばせるワイヤレスチャージャー「WattUp」

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2015年01月12日 17:30  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

インターネットが普及しだした頃は、我々はモデムやルーターとLANケーブルで繋がったデバイスのそばに居なければならなかったが、現在では無線でインターネットに接続できるようになり、ケーブルから解放されてかなり自由になった。

しかし、スマートフォンやタブレット、ノートブックパソコンも、電池がなくなればコンセントを探して充電しなければならなく、その縛りからはまだ開放されていない。

ところが、我々を“コンセント探し”から解放してくれる環境がそろそろ実現しそうだ。米国のベンチャー企業Energous社が開発している『WattUp』である。

いつでもどこでも充電されているという技術

既にワイヤレス充電は一部で実用化されているが、まだ特定の充電パッドの上に機器を置かねばならないなど、位置に束縛されていることに変わりはない。

スマートフォンなどは常に身に付けていたいものであるから、たとえ自宅に居るときでも、手放して充電パッドの上に置いたままでは不便ではある。

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しかし『WattUp』を利用すれば、スマートフォンをポケットに入れたまま室内を移動している最中でも充電が行われるのだ。

『WattUp』はBluetoothとRF波を組み合わせた技術で、給電装置から離れた場所にある複数のデバイスに対して無線で送電できる。無線で送電できるのは、現在のところ約5メートルの範囲で、距離が近いほど充電効率は高くなる。

そう、まるで利用者はWi-Fiを利用している時のように、充電においても空間的に自由になるのだ。

電源ケーブルや充電器から開放される日

『WattUp』が普及するには、人体への安全性や電波干渉をクリアするためのいくつかの手続きが必要なようだ。

しかし、既に2014年にFCC(米国連邦通信委員会)のテストを通過しているということなので、実用開始までにはそれほど時間は掛からないかもしれない。

現在の約5メートルという制約も、約15メートルにまで伸ばすべく改良中のようで、これが実現すれば多くの場面でコンセントから解放されるようになるだろう。


動画を別画面で再生する

『WattUp』のデモ動画にも描かれているが、現在カフェなどでWi-Fiを利用しているような気軽さで、いや、もしかすると街中を歩いている間でさえも、持ち歩いているデバイスが充電されているという環境が、もうすぐ実現するかもしれない。

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