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つい食べ過ぎてしまったときなど、ウエストがきつくなってベルトを緩めたりすることもあるだろう。あの作業をベルトが自動的にやってくれたら、どんなに楽だろうか! ……というコンセプトの製品ではない。たしかにこのベルトは自動調節してくれるんだけど。
コンセプトは健康管理である。フランスのemiotaという企業が開発し、『CES2015』(アメリカの家電ショー)で注目されたこの『Belty』というアイテムは、ベルトにさまざまなハイテク機能を持たせている。
身体をモニターして健康への意識を高めてくれる
![Belty01](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/01/Belty01-690x166.jpg)
Beltyには歩数計が内蔵されている。それとあわせて、身体を動かしていない時間もモニターしている。また、胴囲の計測も随時おこなう。
Bluetoothによる通信機能を備え、専用アプリと連携してユーザーの健康への意識を高め、ガイドしてくれる。じっとしている時間が長すぎたら、知らせてくれたりもする。
座るとベルトを緩めてくれる
また、『Belty』には自動でベルトを締めたり緩めたりする機能を備えている。座ったときは緩めて、立ったときには締めてくれたりと、好みの締め付け具合で自動調節してくれるのだ。
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連携アプリには、『Belty』で取得された、活動時間、非活動時間、胴囲の変化傾向といったデータが送られる。アプリはそれをもとに健康管理のコーチになる。生活習慣の分析からフィットネスの目標を立てて、助言をしてくれるのだ。
![Belty02](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/01/Belty02-690x455.jpg)
というわけで、このBeltyの基本コンセプトは健康管理である。自動調節はそのオマケ的な機能だといっていいかもしれない。とはいえ、なかなか便利なのではないだろうか。
運動量などを記録して健康管理に役立てるフィットネストラッカーというジャンルの製品は、現在続々と新しいものが登場している。
一方で、日本の特定健康診査でも胴囲をひとつの基準としているところからもわかるとおり、ウエストは健康管理の指標として有用だろう。ベルトに内臓されたフィットネストラッカーというのはいいアイデアかもしれない。