5〜6人に1人は生理中に下痢を発症
生理による体調不良は、多くの人が経験する女性特有の悩みです。イライラする、むくみがでる、お肌が荒れるなどその症状はさまざまですが、その中に下痢や便秘といったおなかの問題があります。ライオン株式会社が20〜40代の女性を対象に、生理と下痢に関する意識調査を行ったところ、生理中に下痢になる人は多く、そのほとんどは対処の仕方がわからずそのままにしていることがわかりました。
調査では、回答者の7割以上は生理の時に何かしらの不調を感じており、その中でも5〜6人に1人が「生理の時に下痢をしやすい」と回答。下痢になる原因についてたずねたところ、多くの人は自分の体質によるもの、あるいはホルモンバランスの乱れによるものと回答しました。ところが、そのうち7割の人が何も対処をしていないといいます。その理由について、約半数が「対処法がわからないから」と答えました。
冷え防止や食生活の注意で対策を
生理の時に起きる下痢は、ホルモン量の変化やストレスなどが関係しています。そのため、生理が始まる前は便秘気味だったのに、始まった途端にお腹がゆるくなる人がいるようです。
下痢を防ぐには、からだを冷やさないように衣服などに気を配り、特に腹部を温かくしましょう。また、下痢を起こさないような食生活も大切です。糖類の摂り過ぎや辛いもの、冷たいものを避け、消化不良を起こさないように、よく噛み、適量を食べるようにしましょう。
生理中の下痢は、食中毒などによる下痢とは違って、「悪いものを外に出す」という役割を担っているわけではありません。下痢が続くようなら、市販の下痢止め薬を使ったり、お医者さんに相談したりするなどの対策をとりましょう。(笹田久美子)
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外部リンク
- ライオン株式会社 プレスリリース
https://www.lion.co.jp/ja/company/press/2014/pdf/2014097.pdf