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保育園に子どもの忘れ物を届けに行きました。すると窓から見えた衝撃の光景! わが子が先生にヤジを飛ばしたり、友達を突き飛ばしたり……家では見せない暴れん坊ぶりにビックリです。
そんな外でのわが子の豹変ぶりに、「家ではイイ子なのに」「きっと何か嫌なことをされたからたまたま……」と思っているママ、その考えは要注意です!
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、家では良い子なのに幼稚園、保育園で態度が悪い子がなぜキケンかについてお伝えします。
■家でわがまま放題なのはOK!?
保育園のお迎え時に、保育士から「今日もお友達と仲良くしていてお利口さんでした」「給食も残さず食べました」といった良い言葉が聞かれてママはひと安心。
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でも家に帰って夕食の時間になると、「これ食べたくない、あれがいい」と好き嫌いし放題。妹や弟ともおもちゃの取り合いをして、譲るなんて気配ナシ。
でも、これらはむしろ好ましい行為です。
日中、ママと長時間離れている園生活。お友達におもちゃを貸したり、嫌いな食材の給食を残さないで食べたり等々、集団生活の場では思い通りにすることは許されない場面も多々あり、幼いながらにストレスは溜まってしまうもの。
そのストレスを発散してママにわがままを言って日中の緊張感を取り去る休息の時間が必要なのです。
ママだって外出時に服装、化粧をきっちりとし、仕事では営業スマイルをしていると、家に帰ってきてゆったりとした服に着替えて自分が好きなことをしながらリラックスしたくなりませんか?
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時には「ああ、疲れた」と足を投げ出し、ソファーで居眠りなんてこともありますね。言葉だって少し乱れたりします。そうやってONとOFFの切り替えをしたくなるのは子どもだって全く同じ。だから、少しは大目にみてやりましょう。
■外でやりたい放題がキケンな理由とは?
いっぽう、家ではイイ子なのに、外ではやりたい放題なのはキケンです。
ズバリ! 家庭内でのストレスを外で発揮している行為だからです。
著者は長年、子ども達と関わっていますがこの経験が沢山あります。保育中、友達に意地悪したり、自分の思い通りならないとすねたり。子どもなのである程度、どの子にも見られる行為ですが、度が過ぎている子がいます。
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その状況をお迎えに来た保護者に伝えると、大概のママがキョトンとした顔に。更に「家では一切そんなことはしないです。周りのお友達が○○ちゃん(=自分の子ども)に何か嫌なことしたからでは?しっかり見ていて頂けますか」と反撃されてしまいます。
緊張感の強いられる家庭で育っていることで、そのストレスを外で発散してしまっている子ども。このことにいつまでも親が気付かないでいるのはキケンです。
家庭こそ休息の場。これが逆転していることはとってもよくないことなんです。
いかがでしたか。
家庭内で少しくらいわがままを言ったり、言うことを聞かないのは子どもらしい行為とも言えます。家で吐き出す場があるからこそ、外ではあからさまに思いを言葉や態度で出すことを押さえることが出来るんです。
ママ自身が幼稚園や小学校の教師に変身して「子どもを管理しよう」「教訓をしっかりしよう」「世の中のルール、一般常識を教えよう」と必死になればなるほど、子どもはママという唯一の甘え場所を失って、家庭内で発散できなくなってしまいます。
思い当たったら気をつけてみてください。
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
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