![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150117_92560_005.jpg)
以前、当サイトで紹介した電動スケートボード『ZBoard』がバージョンアップし、『ZBoard 2』としてクラウドファンディングの『INDIEGOGO』に登場した。
本稿執筆時点では、既に5万ドルの目標額に対し19万ドル以上が集まっており、非常に注目されているプロジェクトだ。それでは、パワーアップした『ZBoard 2』について見ていきたい。
軽量化&走行距離が向上
『ZBoard 2』の操作方法は非常にシンプルで直感的だ。足の裏で前方のフットパッドを踏み込めば、重量センサーが反応して走り出す。逆に後方のフットパッドを踏めば、ブレーキがかかり、またバックもできる。
歩行者なみの速度でゆったりと楽しむのも良いし、時速32キロほどのトップスピードで爽快な疾走感を楽しむこともできる。
『ZBoard 2』には充電能力によって2つのモデルが用意されており、Blueタイプは1回1.5時間のフル充電で約25km走行でき、Pearlタイプは1回1.5時間のフル充電で約38km走行できる。
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![ZBoard 2_2モデル](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/01/574526cc85942676bb55c126c96bf721-690x273.jpg)
前バージョンの走行距離が約16kmだったから、かなり走行距離が伸びているし、充電時間も以前は5〜6時間であったことと比べれば、かなり性能が良くなっている。
これら2タイプは重量も若干異なり、Blueタイプはは7.25kg、Pearlタイプは8.16kgとなっている。これも前バージョンの11.3kgからかなり軽量化が進められたといえる。
一応、防水コネクタを採用するなど、濡れた路面での使用にも耐えられるように作られているが、雨のなかでの使用は錆や電子部品の破損の可能性があるため勧めないとしている。
また、軽量化と持ちやすいデザインによって、持ち運びやすさも改善されているようだ。
さらに洒落ているのは、従来のスケートボードにはあり得なかったヘッドライトとテールライトがLEDで装着されたことだろう。これで薄暗くなっても、自分の存在をアピールすることができる。
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![ZBoard 2_ヘッドライトとテールライト](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/01/4c0b8fca2980fc3f3a9c33cb686736ac-690x287.jpg)
LEDといえば、『ZBoard 2』の前方部分にある電源ボタンもリング状のマルチカラーLEDで囲まれており、このLEDの色の変化でバッテリー残量を知らせる機能も付いている。
ホバーボードの浮遊感はなくとも、疾走感は得られる
『ZBoard 2』の出荷は3月頃を予定しているが、残念ながら日本ではまだ公道を走行することはできない。
先日、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にも登場するホバーボードがリリースされ話題を呼んだが、場所の制限などからまだまだホバーボードの実現は難しそうだ。
しかし、電動で時速30kmを超えることができる『ZBoard 2』の疾走感は、十分に楽しませてくれそうだ。