近年注目を集めるウエアラブルデバイス
(画像はニュースリリースより)高齢者や生活習慣病予備軍が急増している昨今、いかに健康管理をするかは、社会全体の課題。こうした人の生体データを常時かつ手軽に取得できるウエアラブルデバイスに対する期待が高まっています。特に五感の9割以上を占める頭部のデータを24時間継続して取得することは、潜在的な病気や怪我の予兆を早期に察知できるようになると期待され、「先制医療」の発展させるうえで、欠かせない仕組みと考えられています。
そこでオムロン ヘルスケア株式会社と株式会社ジェイアイエヌ(JINS)は、今後拡大が予想されるヘルスケア市場のデータ測定(センシング)に対応するため、2016年春の商品化を目指して新しいサービスの共同プロジェクトを発足させると発表しました。
三点式眼電位センサーと六軸センサーで生体データを取得
今回の共同プロジェクトに先立ち、JINSはセンシング アイウエア「JINS MEME(ミーム)」を2015年秋ごろに発売すると発表していました。JINS MEMEはメガネの機能を生かしたまま、独自開発の三点式眼電位センサー(特許取得済)と六軸センサーで遠隔から眠気や集中度、体のバランスなどの生体データを取得できる携帯型の装置。他のセンサー機器の連動など機能を追加できるといいます。
今回のプロジェクトでは、JINS MEMEにオムロンの生体計測・解析技術を応用。これをベースに機能拡張できる装置とシステムを共同開発するというものです。これらの技術が完成するとより迅速に生体データの計測が可能となり、積極的な健康管理が実践できるようになることが期待されます。(笹田久美子)
外部リンク
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- オムロン ヘルスケア株式会社 ニュースリリース
http://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2015/0107-01.html