これは常識なのだろうか? いや、みんながみんな知っているとも思えない。知る人ぞ知るライフハックなのか?
クラウドファンディングのサイト『INDIEGOGO』に、iPhone6/6Plusの充電時間をほぼ半分に短縮できるという充電器『Charge Tech』が登場して、人気を集めている。
「どうやってそんなことを可能にしているんだ?」と思ったら、なんのことはない。標準で付属するiPhoneの充電器は5Wだが、この充電器は12.5Wだというのだ。つまり高電力なのである。
iPadとiPhoneの充電器の電力は違う
当然「そんなことをして大丈夫か?」と思うが、日はiPhoneはこの電力に対応している。筆者はこれまで知らなかったのだが、iPadに標準で付属する充電器は10〜12Wで、iPhoneの充電器(5W)の倍以上の電力を供給するのだ。そしてiPad用の充電器をiPhoneにも使えることは、Appleのウェブサイトにも書かれている。
この『Charge Tech』は、iPhoneが対応する範囲内で供給電力を上げ、それによって高速充電を可能にしているのだ。
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小型ながらUSBポートを2つ備える
とはいえ、『Charge Tech』には純正のiPad用充電器にはないメリットがある。
まず、純正のiPad用充電器はiPhone充電器よりかなり大きい。それを『Charge Tech』は純正iPhone充電器とあまり変わらないサイズにまで小型化している。それでいてUSBポートを2口備えているので、同時に2つのデバイスを充電することも可能だ。もちろんiPadも充電できるし、Galaxyタブレットなども充電できる。
本体サイズは、高さ約3.5cm、奥行き約3cm。プラグは本体内に折り畳んで収納できるので、使わないときはコンパクトになり、持ち運びも容易だ。純正の充電器にはないLEDインジケーターも備えている。
秀逸なのは本体の形状だ。少し切り欠きができていて、密集した電源タップに装着するときに、隣のコンセントにささっているプラグと干渉しにくいようになっているのだ。
この『Charge Tech』には家庭用のほかに自動車の電源プラグ用も用意されている。いまならキャンペーン中で1個19ドルで購入することができる(+10ドルの送料を払えば日本にも送ってくれるようだ)。たいした人気で、すでに目標額の10倍以上を集めている。
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それにしてもスマートフォンの充電時間を短縮するデバイスは注目度が高い。先日は当サイトでも2倍速でスマートフォンを充電できるUSBケーブルを紹介していた。
では、そのUSBケーブルとこの充電器を併用すれば4倍の速さで充電できるのか? できる……のか? 本当にできる? 誰か試してみてください。自己責任で。