「私をスキーに連れてって」ほしくなるスマートゴーグル

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2015年01月29日 17:40  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

最近『Google Glass』失敗説がまことしやかに流れているが、むしろある程度用途を限定したスマートゴーグルのほうが魅力的に見えるかもしれない。もちろん値段によるのだけれど。

このスマートゴーグル『Ride On』は、雪上スポーツに特化したデバイスだ。それだけに用途も機能も明確になっている。現在クラウドファンディングのサイト『INDIEGOGO』で資金募集中だ。

スキーやスノーボードのときには、比較的厚手のグローブをしているし、スマートフォンもポケットにしまいっぱなしだ。それでも使えるようになっているインターフェイスがこのゴーグルの特徴である。手を使わずに操作できるのだ。

現実の世界にアイコンを表示する

ゴーグル越しに見えるのは現実の世界だ。しかしそこにAR(拡張現実)でアイコンが浮かび上がる。このゴーグルの機能を使うには、そのアイコン、あるいは一緒に滑っている仲間や、興味のあるモノに視線を向けるだけでいい。

スキー/スノーボードに特化した機能も楽しい。たとえば、ゲレンデに拡張現実でスラロームの旗門を表示させ、そのコースをトレースして楽しむことができる。あるいは好きなスキー選手の影を滑らせて、それを追いかけることもできる。


動画を別画面で再生する

一緒に行った仲間もこのゴーグルを使っていれば、その位置はすぐにわかる。そして電話をかけたりメッセージを送ったりすることも可能だ。あとで落ち合う場所を連絡することもできる。それどころかバーチャルな雪玉を投げてちょっかいを出すこともできる。動画を撮ってSNSにアップすることができるのは、現代のデバイスとしては当然だ。

またゲレンデはときとして道に迷うことがあるが、これは自分の位置を把握してナビゲーションしてくれる機能もある。

OSにはAndroid4.4.1を使用し、メモリーは1GB、Bluetooth4.0が使えてバッテリーは2,200mAh。これで8時間使えるという。重量は240gだ。

RideOn_01

装着感や見え方がどうなるかも気になるところではあるが、かなり魅力的ではないだろうか? これがあればスキー、スノーボードの楽しさは倍増しそうだ。筆者はもう20年もスキーには行っていないが「自分が若い頃にこれがあれば」と、むしろブルーになってしまったくらいである。

ただ小売価格は899ドルと予定されている。冬場の限られた場面でしか使わないこのデバイスに、この金額が出せるかどうかというのは微妙なところだろう。

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