植物のパワー「フィトケミカル」を効率良く摂取するには

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2015年01月31日 15:00  JIJICO

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JIJICO

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フィトケミカル、「第7の栄養素」として注目


最近、「フィトケミカル」「ファイトケミカル」という言葉を耳にするようになった人が多いかもしれません。


フィトケミカルとは、野菜やハーブ、わかめや昆布などの海藻類、イモ類から果物まで、さまざまな植物から発見された「健康に良い」といわれている化学物質で、「第7の栄養素」としても注目を集めています。


代表的な働きは「抗酸化作用、いわゆる体を若々しく保ち錆びさせない」「病気やアレルギーなどから身を守るための免疫力を高める」「体の解毒作用を高める」などです。


スムージーだけでは不十分。通常の食事と併用して活用


このフィトケミカル、1日に必要とされる量を野菜や果物から摂取するとなると、野菜を350グラム、果物200グラム以上を食べるのが1つの目安になるかもしれませんが、毎日の食事の中で実現するのはなかなか難しいでしょう。


現在では、スムージーのようなもので、効率的にたくさんの野菜や果物を摂取することが流行しています。しかし、「スムージーを噛まずに流し込む」というのは、噛むという行為を伴わないために不足する部分も多いので、通常の食事と上手に併用しながら活用することをオススメします。


また、「市販の野菜ジュースで良いのでは?」と思われがちですが、栄養素が十分に含まれていないものもあるため、こちらも注意が必要です。


色とりどりの野菜、果物を食べてフィトケミカルを摂取


前述の代表的な3つのフィトケミカルの恩恵を効率良く受ける方法は、特定の食材だけに偏ることなく、「さまざまな色の野菜、果物を食べる」ということを意識することです。


東洋医学でも古来より5つの色で食べ物が分類されてきました。献立を考えるときも「青(緑)・赤・黄色・白・黒」の5つの色をバランスよく摂ると、五臓を養うといわれています。現代の栄養学に置き換えても、さまざまな色の野菜や果物を食べることで幅広くフィトケミカルを摂取することができます。


最近は、日持ちする野菜も多いので、毎日少しずつ実践する工夫をしてみましょう。瓶を使用した「ジャーサラダ」や、煮物や汁物なども良いと思います。色とりどりの食材でフィトケミカルを摂取し、健康に役立てましょう。



(早川 弘太・健康コンサルタント)

このニュースに関するつぶやき

  • ニセ科学記事。普通、ファイトケミカルと呼ばれるものは、植物が自分を捕食者等から守ったり競争相手を弱らせたり植物にとって生理活性のある物質で、動物には役に立たないか有毒。
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