命令すると自ら折りたたまれる「犬」と言う名の電動スクーター

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2015年02月03日 20:30  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

スマートフォンから折りたたみと展開を操作できるなど、様々な機能が盛り込まれた電動スクーターが登場した。

開発したのはイスラエルの企業であるGreen Ride社だが、この電動スクーターの名前は『INU』、つまり日本語の“犬”だった。同社のサイトには次のように説明されている。

INU is dog in Japanese. A faithful companion that is always by your side. Inu is not Japanese, but will surely become your best friend in the city.

簡単に訳すと、

『INU』は日本語の“犬”のことだ。いつでもあなたの側にいる、忠実な友です。『INU』は日本犬ではありませんが、必ずやあなたの街の暮らしでは最良の友になるでしょう。

といった意味になるだろうか。そこまでいわれると、どのような電動スクーターなのか、俄然、興味が湧いてくるではないか。

僅か4秒で折りたたみを遠隔操作できる電動スクーター

『INU』は確かに忠犬のように、いつでも側にいてくれそうだ。電動スクーターだというのに、重量はわずか18kgでしかない。

しかも乗らないときは畳まれているので、場所を取らない。従って、いつでも側に置いておけるし、電車やエレベーターやオフィスにだって容易に持ち込めてしまう。

どのくらいコンパクトになるのかというと、使用時のサイズは幅300×奥行き1,500×高さ1,200mmだが、畳むとこれが、幅と高さは変わらないが、奥行きはなんと400mmになってしまう。

これなら駐輪場のないアパート暮らしでも、部屋に置いておけるだろう。

自分の部屋に

このコンパクトボディにもかかわらず、走行時の時速は25kmで、3時間のフル充電で最大40kmも走行可能だ。

そして最大の忠犬ぶりは、『INU』はスマートフォンから指示を出せば、自動的に折りたたまれてしまうことだ。それも僅か4秒ほどでたたまれてしまう。

街中で待機

もちろん、展開もスマートフォンから操作でき、やはり4秒ほどで動作完了する。

これまで折りたたみ自転車などで、手が汚れたり、思わぬ力が必要になってしまうことが気になっていた人でも、とてもスマートに使うことができる。

その他の特徴としては、『INU』にはWi-Fiモデルと、SIMが挿せるモデルがあることだ。iOSとAndroidの両方のスマートフォンアプリと連動し、スマートフォンをドッキングさせることもできる。

詳細が明らかではないが、ナビゲーション機能や、天気情報の表示機能が付く可能性もある。『Find my INU』と呼ばれる、自車捜索システムも搭載される。


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都市生活者の、忠犬となる電動スクーター

既に予約注文が開始されており、さすがにこれだけの性能なので、価格は2,999ユーロからとなっている(価格が異なる3タイプから選べる)。公式サイトには、出荷予定は2015年5月と6月の間からと記載されている。

このハイテク電動スクーターは、高額だが街乗りには非常に魅力的だ。確かに都市生活者にとっては、“忠犬”のような相棒になるだろう。

このニュースに関するつぶやき

  • こないだお散歩ワンちゃんのお父さんが、「イギリスの犬種でね、40万ですわ(笑)」って聞いてもないのに教えてくれた。私もこれ買ったら、通りすがりの人に言いまくろう。
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