機能拡張はここまで到達!「サイボーグ化」はすでに成功している

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2015年02月05日 20:30  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

医療の現場や工場などで活躍するロボット。

人間の能力を大きく拡張してくれるこれらの産業ロボットは長年研究が続けられ、ついに文字通り体を“拡張”してくれるところまできている。

BMIが飛躍的に進化したのは2012年

2012年、米国防総省関連機関が支援する研究チームが、脳波で制御する義手の最先端をいくロボットハンドを製作したと発表し、話題となった。

SF映画のなかの話だと思われていた、BMI(体の動作に関連する脳の部位に埋め込んだチップで脳波を拾い、その信号をコンピュータのコードに変換、義手に動作司令を送る『ブレーンマシンインターフェース』)の開発が一気に進み、受診した脳波をコードに書き換える部分の大幅な改善に成功したのだそう。

実験では、首から下を動かすことが困難な女性の左脳に、まず微小な電極アレイを埋め込む。その後14週間の訓練を行う予定だったが、わずか2日目には自分の意思で義手を動かせるようになった。


動画を別画面で再生する

動画では、体がほとんど動かないにも関わらず、チョコレートを食べたり、カップを持ったりといった動作に成功している。

体に直接取り付けサイボーグ化にも成功

さて、これだけでも素晴らしい進歩なのだが、実はこういった義手を体に装着して操作するという実験の成果もあがっている。

以前当サイトでご紹介した動画『Amputee Makes History with APL’s Modular Prosthetic Limb』には、完全にワイヤレスで動かせる義手を付けた男性が紹介されている。


動画を別画面で再生する

彼は40年以上前に電気事故で両腕をなくしてしまったが、ジョンズ・ホプキンス大学のアップライド・フィジックス・ラボラトリーの協力により、史上初めてワイヤレスで動作するMPL(モジュール式義手)を体に取り付け、自分の腕のように操作することに成功している。

各関節は全て動かせるようだが、今のところ同時に複数箇所をコントロールするのは難しいらしい。

また、“筋電義手”と呼ばれるものは既に一般化もされている。筋肉を伝う微量な電流を体との接続部分で読み取り、義手をコントロールするという技術だ。

たった一部分、ほんの関節ひとつが機能しなくなったというだけで、大変な生活を余儀なくされている方はたくさんいる。医療とロボット産業が協力し、こういったハンディが全くなくなる世界ももうすぐなのかもしれない。

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